2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『あおいちゃんパニック!』竹本 泉1992/03宙出版(最初がなかよしKCで1巻の初版は1983年)

『てきぱき ワ−キン ラブ』を以前読んでいて、「ここ10年位は何の漫画を描いていたんだろう…?」とミッシングリンクを感じていました。『あおいちゃん〜』を読んだ小学生の頃からうじゃじゃな感じや、SF的に大変なことがあっても笑ってかわすというのが、…

『リトルベアーの冒険』リン=リード バンクス(渡辺南都子訳)講談社青い鳥文庫1996/03

1巻目(小さなインディアンの秘密):これだけサブタイトルあり。ハリー位面白いと言われ、読みましたが、ハリー・ポッターには敵わない。でも『ダレン・シャン』よりはずっといい。面白くて一気に読めても、胸に残る手応えがあります。 主人公の心理描写が…

【電車男】

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メールで反響が異様にある『電車男』。男性陣からは「映像化しろ!」の声も…。女性は私みたいな感想も多いようです。森作品の毀誉褒貶よりもずううーーっと電車くんのほうが注目度高いみたいです。 2ちゃんねらーであんな応援があるのは電車君だからこそ引き…

【スペイン、マドリー、1995年】

何があったか? そう、そこには赤い星…ではなく、世界で一番美味しいフランがあったさ!ユニベルシタッド(英:ユニバーシティ)駅付近にね! コンビニにはリバー・フェニックスそっくりの英語がone,twoすら通じない美少年も居た。アッシュと呼んでいた(『…

『ふらんす物語』1909年発表(1951/07新潮文庫)永井荷風

荷風にとって浅草もふらんすも変わらない、ナンパ旅行記、永井荷風の『ふらんす物語』。 これ、どーしてそんなに女が釣れるのか不思議で仕方なかったです。そんなにラブ アフェアが誰でも可能だったのか、文章にないところで金を匂わせたか、ふらんすの女が…

『おもいでエマノン』梶尾 真治1983(1987/12)徳間書店(2000/09 徳間デュアル文庫)

NO NAMEを逆さ読みしてエマノン。 「私は地球に生命が発生してから現在までのことを総て記憶しているのよ」「さかしまエングラム」が大変恐かったです…。2000年版のイラスト、鶴田謙二の女っていつも同じだし、表情無いし、腰が重そうだから『スカイ・クロラ…

『仮面山荘殺人事件』東野圭吾1990/12徳間書店 1995/03講談社文庫

自分で紹介した『マジで「やられた!」と思ったミステリ』の一つでしたが、途中でもしかして…と懸念していたことが最終的に適中してしまい、あわや壁本に…。(読了後、壁に投げつけた本のこと。具体例は枚挙にいとまがない。価格が高いほど、壁に飛ぶ速度が…

『電車男』読みました。6日勤務の果てに休みをとっても起床時間はいつもと変わらず。でも天気が良いだけで機嫌も良いのでお勧めされた『電車男』に挑戦。『電話男』とは別物です。

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読み始めた頃は全部一人の作家の創作かと思ってた。807 名前:Mr.名無しさん 投稿日:04/03/28 03:24>電車男 明日になったら絶対に電話しろ! 絶対に次のデートの約束を取り付けろ! デートに誘うのは男の役目なんだ。 それはモラルであり、ルールなんだよ…

『ヘビイチゴ・サナトリウム』ほしおさなえ2003/12東京創元社ミステリ・フロンティア 2

作者は詩人でもある「大下さなえ」。そのためか、科白や雰囲気はふわふわしていて、きちんと構成されている。しかし、登場人物がみな、リアリティがないのが逆に筋を追うのに、分かり辛くなっている。『遺書』からは読みやすくなるけど。笠井潔の解説が良す…

『求愛瞳孔反射』穂村 弘2002/12新潮社1,575円

【目次】 チョコくッキ 月光をたよりに ドライブスルー それはよく晴れた真夏の キスをしながら マイ・エンジェル うるう秒 クリネックス デニーズ・ラヴ 求愛者〔ほか〕 穂村弘といえば、もう私の中では短歌の人なんですが、これは「詩集」。私が頻繁に読む…

アルモドバル監督作品「BAD EDUCATHION」

だったそうで、もう、早く観せて!!頼む!!ああ、アルモドバルの試写会なら仕事休んでも行きたい。観たい! 『冬のソナタ』主人公タッキーとハリポタをミックスしたような容姿。で、31歳!?休日出勤時「I(ハート)NY」のTシャツを着ている人がいて、ビビっ…

「華氏911」

か…マイケル・ムーア嫌いじゃないので、監督…御免。タランティーノと同じ気持ちだ、きっと。 カンヌのオープニングは

『注文の多い傭兵たち オシイマとその一党のコンピュータゲームをめぐる冒険 』押井 守1995/12メディアワークス(2004/03徳間書店)

『イノセント』観て、その後色々押井守に興味が沸いたので、1冊くらい読むかと手にとった。RPGについての考察なら、多少は分かるだろうと。 しかし、2004年の本かと思いきや9年前の復刊だったので、ゲームの内容が古いのでしたことよ。 私はPCでゲームしな…

『長いお別れ THE LONG GOODBYE』レイモンド・チャンドラー (著), 清水 俊二1958/10(文庫1976/04)早川書房

初邦訳は1958年10月…勿論、私なんて生まれてないです。 「長いお別れ」…不自然なタイトルだなあと思いつつ、余りにも名作の誉れが高いので、2回は挑戦して、スト−リイに引き込まれる前にやめてました。 今回は、腰を据えて、読んでやるぜ!な侠気を全開して…

『カサブランカ帝国 百合小説の魅惑』佐々木禎子/〔ほか〕イースト・プレス2000/07

こてっこてのレズものかとおもってましたのよ。森奈津子先生の名前があるから。 で『エロチカ』読んだ後に、「これもまたあらゆる意味で煮えきらない短編集なんだろうなー」と気合い抜けたまま、ある意味、ここに書く為だけに読んでみた。そしたら『エロチカ…

『ラッシュライフ』伊坂 幸太郎2002/07新潮社

『ラッシュ ライフ』は途中で読んで止めたのをもう一回読みました。 構成は頑張っているんですが、表現と文章が滑らかではなくて読み辛かったです。 ちぐはぐ。 その為、ラストのカタルシスがかなり減ってしまいました。伊坂幸太郎のパズルは良いがつなぐ文…

『9月の海はクラゲの海』

を高校生の時にずーっと聞いていたのですが、今でもこの歌詞好きだ…。十年振りに聴いても好きだ。 「こどもみたいに愛しても、こどもみたいに許したい」 「君のこといつも見つめていて、きみのこと何もみていない」 パール兄弟が好きで中野サンプラザの解散…

『煙か土か食い物』舞城 王太郎 2001/03講談社

菊池成孔の『スペインの宇宙食』みたいな疾走感ある洒落た文章だなーと思いつつ読む。ミステリというよりも、スラップスティックというか小説というか、メフィスト賞は幅が広いなあ〜と感心しました。ラストも良かったし丸雄の兄弟への叫びもいいし、壮大な…

『殺人の門』東野圭吾2003/09角川書店

東野圭吾だから、読ませるし、睡眠を減らしてでも先を読みたい、となるんだけど『幻夜』に似てるかな。でもこっちの主人公は「自分のため」でしかないので、思い切って「殺人の門」をくぐることが出来ない。『白夜行』『幻夜』はもう、これは仕方ないでしょ…

『しあわせの書〜迷探偵ヨギ・ガンジーの心霊術』泡坂妻夫1987/07新潮社

今月は未知の作家に出会うフェア開催中なので、初・泡坂妻夫本。 私は、非常にこれ、期待大だったんです。 期待が脹らみ過ぎて『殺人にいたる病』に近い落とし方だと予想までする始末。ネタバレ感想トリックのひとつめの方が、私は驚かされました。だって食…

『CASSHERN』

もっと簡単な善悪二元論の話だと思ってました。で、映像というか、女性が美しいですよねー。そしてキャシャ−ンと要って、やっぱり日本人だなあ。戦闘スーツの胸板薄い! とっととネタバレ感想ですが、「へー、キャシャ−ンと唐沢兄弟か、舞城の兄弟喧嘩よりデ…

『イノセンス』

是非ゼヒ、パルムドール賞とってもらいたーーーい!審査員のタランティーノは今まで言葉に尽くせない程、世話になっているんだから、賞の一つや二つ、惜しむな、押井監督に!! いや誰も『四季』を映像化しろなんて言わないし、別に観たくないが…。 第130回…

『探偵伯爵と僕』森 博嗣 2004/04講談社

始めは、「大人」が子どもに世の中を教えていくのかなと思っていたら、ワタクシ如きの予想より遥かにシビアな展開。てっきりミステリーランドだから『ZOKU』みたいな感じかとあなどってました。やはり!確かに!森ミステリ。「何故人を殺してはいけないか」 …

『フラワー・オブ・ライフ1』よしなが ふみ2004/05新書館

『西洋骨董洋菓子店』のよしながふみです。TVドラマしか観てない人は不幸な限りで、原作はすっごいことになってます!特に2巻目。FSSと『屋根の上のキスケさん』(『Papa told me』と同じような作品だと思い購入されたKさん、謝ります。色ボケがテーマでもあ…

〜ミス板を楽しむために(初心者編)〜

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0.「アクロイド殺し」「占星術殺人事件」「斜め屋敷の犯罪」「十角館の殺人」「殺戮に至る病」「ハサミ男」は何よりも先に読まなければいけない。 1.古典は有名作家(クイーンやヴァンなど)をそれぞれ2、3冊読むと知ったかぶりが成立するのでマル。 2.綾…

「愛のある中傷より、根底からの中傷の方が面白い」ええと、男性なのに森永の小枝CMにスカートで出演していた人の言葉ですね。

『鬼神伝(鬼の巻)』2004/01高田崇史(講談社)

初、「高田崇史」本です。 メールでも割と「読んでないんですか?QEDシリーズも?」と言われ、漫画のしか読んでません…しかも違う…とお茶を濁し続けてきましたが、やっと読みました。 しかも「ミステリーランド」で。 これ、森、西澤先生と同時刊行で続編が4…

『エロチカ』 e‐NOVELS編 2004/03講談社

使えねーーーー。山本直樹の足元にも及ばん。 終わり。とでも書いて終わりにしたい作品集。執筆陣が豪華なのと、冒頭に「官能とスキル」と桐野夏生の文章があり、そこに作家たる者は皆、摩訶不思議にして、生きるに肝要なエロスというものを、文章によって表…

『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

で「1」の後、我慢できず原作を読んでいる人間ですが、あの原作をよく映像化しましたよねー!アラゴルンについては何回か日記にも書いているので、「格好良い」のは充分承知している筈が、幽霊船から降りてくるときの格好良さったら〜〜!!危うく声が出そ…

「プレイステーション・ポータブル(以下PSP)」

は、「プレイステーション2」なみの3D-CGゲームソフトを、楽しめる携帯型の新しいプラットフォーム。 正式な発売日は決定していないものの、本年末をメドに日本市場から発売を予定。 ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売。 バンダイからソフトと…