『仮面山荘殺人事件』東野圭吾1990/12徳間書店 1995/03講談社文庫


自分で紹介した『マジで「やられた!」と思ったミステリ』の一つでしたが、途中でもしかして…と懸念していたことが最終的に適中してしまい、あわや壁本に…。(読了後、壁に投げつけた本のこと。具体例は枚挙にいとまがない。価格が高いほど、壁に飛ぶ速度が速くなる。地雷の類語。英)throw a book)
すみません、『しあわせの書』に続いて「やられてない」ミステリです…。

ネタバレ感想父・伸彦が殺人を犯したという論理には、「え、そんなもん?そんなキャラクタでもないだろ?」と却って意外性を感じましたが、やはりその意外性は演技だったのね。終わり方もあっさりしていて(『幻夜』『殺人の門』の後じゃなあ)、まさしくだったなあ。

やはり東野作品は切なさ系で責めてくれないと、いつまでもブーブー言うだけの読者でしかないかも…。


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TVって本当に多数決の場なんですね。「ひょうきん族」とか「夢であえたら」とかの頃は間違いなく私も大多数だったし、今観ても面白いと思うんだけど…ドラマは違うのかな。
『LA LAW/七人の弁護士』が好きだったのですが『アリーmyラブ』のデヴィッド・E・ケリー脚本だったんですねー。そ、そうか…。