2004-01-01から1年間の記事一覧

『遥かなる星(とき)の流れに 下 デルフィニア戦記18』茅田砂胡中央公論社

この巻で終わりです。最後にリイがとる行動、あやうく騙されそうになりました。というかそれもありじゃない?とおもいましたが、王様は上手でした。終わり方はとても綺麗でした。 私も是非、またリイと王様(の子孫でも…いいけど…)の邂逅場面を読みたいです…

『遥かなる星(とき)の流れに 上 デルフィニア戦記17』茅田砂胡 中央公論社

これがラスト2巻なんだなあ、と感慨深く読み進めていきました。 シャーミアンやイヴンから泣かせてくれる上に、リイとルウの会話、王様の覚悟…。登場人物全てが清々しい(禍々しい人々は殺されますので)…この美しい話があと2巻で終わりなんだなあ、終わり方…

『百日紅 上』杉浦日向子筑摩書房

杉浦日向子氏の漫画で一等好きなので文庫版を購入しました。 葛飾北斎と娘お栄と北斎弟子で居候の善次郎。 北斎がお栄に「テツゾー!」となじられたり、善次郎が町娘にモテモテなのに先生にはかたなしだったり…。 科白がもうどれをとっても粋で見栄っ張りで…

HAPPIEST FOOL

来年早々にむちゃくちゃ侠気を試されるイベントがあるが無視する予定です。 二日前の『フラワー・オブ・ライフ』にオタクが使いたい罵倒wordsで「売女」とか「雌豚」とかありましたが、そんなに言いづらい言葉なんでしょうか…。知りあいの女性がヘボ男ばかり…

『伝説の終焉デルフィニア戦記 16』茅田砂胡中央公論社

これが最終刊であと後日談かよ!というタイトルですが、そーじゃない。 そうじゃないんですって。紛らわしい。ヴァンツアーが死ぬなんて意外でした。そしてシェラの成長も。この巻の終わりの方の国王が王座を抛つところ、この物語の底力って感じで好きなエピ…

『勝利への誘い デルフィニア戦記 15』茅田砂胡中央公論社

この物語ではかなりの人間がくっついているのですが、まあ、それが健全な姿なんですよね。 山だけではなく(表紙からも分かるように)海戦もあり。でもシャーミアンとイヴンか…。こういうことでもないとくっつけなかったんですね…。

『紅の喪章 デルフィニア戦記 14』茅田砂胡  中央公論社

かなりファンタジー色が強くなってきました。 しかし、リイがいつか子を生むかもなんて考えた私は甘かった…と猛省に足るリイのパワーが描かれてます。表紙が今までで一番美しい。

『コレクター 下』ジョン・ファウルズ 小笠原豊樹/訳 白水社

ラストこうなるんだ…蝶の標本好きな青年なんですもんね。 標本は命が消えないと出来ないものね。 もうちょっと主人公はまともかとも思っていたがとんでもなかった。 そして本当に「コレクター」だった。

これは恋ではない

晴海以来の冬コミによしながふみ本目当てで参加。 そしてw-ins(合ってますか?)や若ジャニ好きのN美氏は前日の雪でダウンだったので、申し訳ないことにD氏をよしながふみスペースにまで連れていってしまう事に。 (3人分地図やら注意書きやらコピーしたもの…

『闘神達の祝宴 デルフィニア戦記 13』茅田砂胡中央公論社

王妃の艶姿が観たいが為に仕組まれた敵対する両国を招いて行なわれた交流会。 そこでの王妃の科白が素敵です。ここまで言えば誰ももう出席して下さいとは言えません。 自分の命と引き換えに、位の覚悟があっても駄目かと。 それにしてもリイを狙う同じような…

『ファロットの誘惑 デルフィニア戦記 12』茅田砂胡 中央公論社

このカヴァの気持ち悪い人は誰でしょう。ファロットや聖霊もイマイチハッキリとはしませんが、更にレティシアに関しては情報が殆どない。 女官を殺されてもポーラは大丈夫なのか、もうちょっと騒いでも良いような…。

『龍臥亭幻想 下』島田荘司光文社

吉敷と御手洗っていったって、御手洗のが絶対上ってイメージありますよね、読者は。 まあ御手洗はせいぜい電話なんですけど…。 里美がそんなファンとは知らなかった(忘れてた?)のもあるし、石岡氏の思わぬ侠気に驚かされたのもあるし、そんな暗くて切ない…

『軽井沢シンドロームSPROUT』たがみ よしひさ 秋田書店

息子はやっぱり父親譲りです。父と殆ど同じ道を辿りながら自立できる年齢まで知らずに過ごしていた呑気な息子。 『軽井沢シンドローム』よりはゆっくりな展開。どうして「芽キャベツ」なの?と調べたらSPROUTは若者(直訳な!)。

『妖雲の舞曲 デルフィニア戦記11』茅田砂胡中央公論社

王妃の考え方は非常に健全なものに思えるのですが、やはり貴族や王制からするととんでもないらしい。この巻から「異世界」の存在が更にクローズアップ。 どうか18巻の半ばでリイが居なくなってしまいませんようにと祈る気持ちはあれ、並ぶ表紙を見ると、割と…

『憂愁の妃将軍デルフィニア戦記10』茅田砂胡中央公論社

こ、国王拷問されてます。 でも脚切断等には至らず…一安心。それでも絶対にリイが助けに来る筈、と思いきや…。ラストは「こんなとこで終わんな!」と読者なら皆おもったはず。

『ブギーポップは笑わない』上遠野 浩平 メディアワーク

上遠野氏の力量は凄い。 舞城氏なみに持ち上げられても良いのではないか。 一つのできごとを多くの視点で語る手法は99年から確立してるし、登場人物の高校生である彼らが一人残らず自らを客観的に見ているので、読者がツッコミを入れる必要が(さほど)なく…

『龍臥亭幻想 上』島田荘司光文社

あの石岡君が50過ぎか…。『異邦の騎士』がねえ…。 そして私も高校生の頃の友人に『占星術殺人事件』と『死体は語る』を読まされて幾星霜…。オヤジ臭が漂っていたカッパノベルズの表示が綺麗になっちゃって、おかげで新刊とは思わなかった期間がありました。…

君が世界だと気付いた日から

やはり今頃になって近所の書店に『ライトノベル☆めった斬り!』が入荷されてきた。遅いよ。20日過ぎてますよ。 ここは漫画特集の棚が3ヶ月変わらない恐ろしい書店なのです。 ジョージ朝倉はいいんだけど、『ハッピーエンド』も置いてない特集なんて…ねえ。『…

『のほほん風呂 おうちでカンタン季節の湯』たかぎなおこ 産業編集センター

季節の色々はお風呂を紹介。 といっても前田京子さんの『お風呂の愉しみ』を知ってる人にはそんな珍しくないかも。 日本酒風呂は私もよくやるし、藤原紀香も糸井重里もやってますね。塩やクエン酸(or酢)、重曹を入れるのは普通だし。こうじ風呂は約100gを…

『されど修羅ゆく君は』打海文三 徳間書店

『裸者と裸者』の文体と全然違う! 1996年の『されど修羅ゆく君は』の方が若さがない。 『裸者と裸者』は(2004年なのに)私は読んでて「誰だっ、この若い作者は!」と乙一並みの瑞々しさを感じて、その感覚に嫉妬すらしていたのに。畏るべし、打海氏。(だ…

『みんな元気。 Cuckoos & the invisible devil』舞城王太郎 新潮社

『阿修羅ガール』や『好き好き大好き超愛してる。』よりは好きです。 愛が家族へ向かっているから。恋人だけじゃなくて。【スクールアタック・シンドローム】は父から息子への愛情の「見せ方」。 父が30歳息子が15歳で、これって舞城氏と同じ年齢なのだなと…

綺麗なプラスティックの肌になる

横溝まで甦ったら…ドラクエ8が300万本「出荷」ですか。 えーそんなに「出荷」してるんだ…。学校だったらやってんのかもしれないけど会社じゃ聞かないなあ。 私はドラクエって色合いがきつくって駄目です。あとモンスタが可愛くない(当たり前か)ムカつくの…

『動乱の序章デルフィニア戦記 9』茅田砂胡中央公論社

犬が2匹。リスが1匹。 国王が捕らえられてしまう展開に驚きが。読者も各将軍も王妃がなんとかしてくれる筈と思っているところが…尋常の救出劇ではない筈!とおもいつつ次号へ。

『風塵の群雄デルフィニア戦記 8』 茅田砂胡中央公論社

様々なロマンスがとびかってるのですが、この巻でかたちになるものは全くないのが大河(18巻あるんだから大河)ファンタジーです。それにしても女性を止める為に右腕を差し出してしまうイヴンは人気があるのでしょうか。 イラストがもうちょっと格好よければ…

『コーラルの嵐 デルフィニア戦記 7』茅田砂胡 中央公論社

ウィルとリイが結婚! それしかないというか、きっとリイもラキシスのように時がくれば生むのでしょうが…。 てっきり表紙は結婚式のだとおもいきやその直後のランバー砦の出陣の様子なんですね…。こういう『巴がゆく!』とか『BASARA』とかの田村由美な展開こ…

『不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ』菅野彰イースト・プレス

三浦しをん氏のエッセイに似た感じかと思いきや、ちょっとパワーは不足気味。 編集者鈴木さんの「結婚しましょう!」熱意にふりまわされつつ、様々な占いを体験させられたり危うく中近東のダメダメ男を紹介されそうになったり。一番すごいのはどの占い師も「…

『月館の殺人』

アーヤ氏と佐々木氏ですが、なんか冗談にしか見えなくて、『暗黒館〜』もこのイメージで読んだらもっと楽に読めるだろうにって感じです。

『輝夜姫』

終了。長かったです…。毎月読んでました。単行本では加筆があるでしょうね。

テオブロマのコンビニクリスマスケーキは白かった

サザエさんが見えるドトール 以下なんかメール来てまして転送してしまいなした。ゴメンね>>>いきなりですが、チェーンメールじゃないから、テレビ番組「学校へ行こうでメールがどこまでつながるかを、V6が実験競争中だそうで、スタートが沖縄県与那原町儀間…

『獅子の胎動 デルフィニア戦記 6』茅田砂胡 中央公論社

王女を狙うものの出身の秘密、そして王は正妻もいないのに愛妾を!人がいいにも…程が。 というか、きっとどうでもいいことには、マジでどうでもいいんだこの王様は。