『探偵伯爵と僕』森 博嗣 2004/04講談社

始めは、「大人」が子どもに世の中を教えていくのかなと思っていたら、ワタクシ如きの予想より遥かにシビアな展開。てっきりミステリーランドだから『ZOKU』みたいな感じかとあなどってました。やはり!確かに!森ミステリ。

「何故人を殺してはいけないか」
「親子の愛が人間の全てか」
「人を殺す資格のある人間はいるのか」
幾度か森先生が問うたことの、森先生の回答があります。

子どもには…どうだろう。
ラストに君が遠ざけたいものとして意識しているものを遠ざけずに受け入れていくように…とあったので、読むのを止めさせようとしてもいけないでしょうね…。

そして、てっきり、女性は七夏かと思ってましたが、外れみたいですね。まーた繋がってんだろ!とね…
森先生には珍しい、シリアルキラーの話。

確かに毀誉褒貶定まらず問題作でしょうね、この設定は。

(図書館の順番待ちを我慢できず、さわりだけでもと、本屋で立ち読みしていたら、あっという間に全部読んでしまったのはここだけの秘密ってことで)


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「森博嗣さんのミステリー「四季」完結 価値観揺さぶる 世俗超えた天才」のインタビューです。凄いタイトルですが…。ノーベル賞とったかのようなタイトルでは…。いや、森先生は好きですよ、勿論!(また、メールで諭される…)