『ヘビイチゴ・サナトリウム』ほしおさなえ2003/12東京創元社ミステリ・フロンティア 2

作者は詩人でもある「大下さなえ」。そのためか、科白や雰囲気はふわふわしていて、きちんと構成されている。

しかし、登場人物がみな、リアリティがないのが逆に筋を追うのに、分かり辛くなっている。『遺書』からは読みやすくなるけど。

笠井潔の解説が良すぎて、この作品の解説では無いような。


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