2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『おがたQ、という女』藤谷治小学館 1,365円(税込)

>> 地球の自転の音が鳴り響く。ネガティブ・シンデレラ・ストーリー。 せつなくキュートで、濃過ぎるほどに濃い、驚異の新人作家

愛し合えば二人上手くいくの?

今日は3か月ぶりにカットへ行った。 レベル7位のオレンジベースでワインと赤を混ぜた色にしてもらった。 初対面の美容師女性のTさんがとてもプリティだったので、『恋の門』を薦めまくって、それよりもっと笑える自分の会社の話もサービスしてしまった。つい…

『夏休み』中村航河出書房新社 1,365円(税込)

N氏から紹介された本。最年少の女性二人の影に隠れてた芥川賞候補作品。 芥川賞って最近、こういうのも候補に入れるんですね。日常のディティールを丁寧に品質をキープして生活していく若夫婦たち。 朝食が美味しいってことはそれだけで人生の半分以上は成功…

ありふれた言葉を抱きしめる

昼に先輩と隣の席になった。 私が食事をしていたらあとから、偶然やってきた。 でも偶然はないのだ。 受け入れるしか。 『感情教育』をカバーなしで読んでいたが、いきなり鞄にしまうのもエロ本かという誤解を招きそうなので(実際はもっとスゴイ本)、置い…

『フェッセンデンの宇宙』エドモンド・ハミルトン 中村融/編訳1,995円(税込)河出書房新社

半分までしか読まずに返却してしまいました、時間切れで。 翻訳が良いのかもしれませんが、読んでてほんわかしててかなりよい時間でした。 タイトル作品はもう、登場後からあらゆる作品で意識されずに使用される位の名作なので仕方ないのですが、他の作品も…

『相棒〜警視庁ふたりだけの特命係』

TV

『相棒』が復活してることを全く知らずにいたというか、2時間スペシャルの1時間を見過ごしてしまった(だけともいうけど)。 タイトルは『双頭の悪魔』だったらしい。 すごく悲しい。 冬にラヴレターまで書いた右京が復活するならメールしてくれTV朝日。そ…

『バキ』

『バキ』はもう、皆さんの予想通りの勇次郎の口上! 勇次郎はこうじゃなきゃね。煽れ煽れ!!そしてレッドな中国をオレ色に染めあげろ!! 来週からが楽しみです。

『よりぬき読書相談室特盛すこぶる本編』本の雑誌編集部/編 本の雑誌社1,575円(税込)

勧められた下記の本をこれから読んでみようと思ってます。 簡単にカテゴリ?も記載。 『不滅の弔辞』どえらい本 『神葉の家』 『狂風記』ほんわか ビリー レッツ氏もの大阪弁 『しゃべくり探偵 ボケ・ジェームスとツッコミ ワトソン』 黒崎 緑変な人間 『溺れ…

悲しみをぶっ飛ばせ

何が悲しいって期待してた本がズッコケだったり壁本だったりしたときだ。 翌日体力がなくて19時に寝てしまって起きたら4時過ぎだったのでイエモンの吉井氏もお気にのあがた森魚CDを聴きながらPC打ってる現在。雨音とタンゴってなかなか相性が良い。まあ、仕…

『空の境界 The garden of sinners 下』奈須きのこ1,260円(税込)講談社

まあ式は四季みたいな役どころだから死なないだろうと思いつつ『螺旋矛盾』の続きへ。 面白さは失速しないので、また2〜3時間で読みました。『螺旋矛盾』で物語が全て終わるかと思ったら、『忘却録音』や『殺人考察』空の境界でその後の事までちゃんと書かれ…

TETSUO2パンフの監督サイン

いい加減、太陽に会わせろ!と何かを脅迫したい天気が続きますね。 銀座でバーニーズにも行けなかったし、梅雨でもないのに、乾燥機使いまくり…。 しかし、後三回で今週の仕事は終わり! そう思うと『おがたQ、という女』を読んでしまった時間は別の事で取り…

『アレクサンドル・ソクーロフの宇宙』ダゲレオ出版 1000円1994/08

私たちがつくっているものが、ひとつのサイズ、限定されたサイズのスクリーンで見るということを計算しているのです。また、映画の多重性ですね。多音性と言ったらいいでしょうか。それも失ってしまう。 どうか私の言うことを信じてください。 私たちがテレ…

ぶちまけタイムカプセル

10年前のソクーロフのパンフ見てたら阿部和重氏が寄稿してるじゃありませんか。 『アレクサンドル・ソクーロフの宇宙』にです、 でもこれには『日々はしづかに発酵し…』が載ってないのです。『日々はしづかに発酵し…』が好きでファンになったのに…こっちは捨…

『空の境界 The garden of sinners 上』講談社1,155円(税込)

これは手垢がついてない伝奇もの。確かに新伝奇です。 何より新鮮だったのは 魔法使いと魔術師は別もの という概念。最近はそういう傾向の本で邦人作家ものをあまり読んでないので、忘れてたか知らなかったか、 新鮮。 魔術は常識で可能なことを非常識で可能…

こんな時間に図書館

「QJ」インタビュー抜粋がありました。でもガモウさんがB型とは書いてないな。 私がB型なんでB型集めが好きなんですよ。ハイ。 沖方丁&乙一らの座談会も収録なし。確かに18頁ありますからね。 今日は7時に目が覚めてしまい、雨が降っていないということだけ…

『好き好き大好き超愛してる。』

タイトルの割には薄い舞城テイスト。 舞城作品はもっと作品に暗さが漂ってくれないとなんとなく物たりない。 あとご本人によるイラスト。これは…男の子がみんなアレックス(レオス・カラックス監督のアレックス三部作の)みたいなんですね。(確かにアレック…

甘いニヒリズムがわらう

プロフィール設定が出来たそうなんで追加しました。 『空中ブランコ』 『主婦でスミマセン』 『おがたQ、という女』 『科学の最前線で研究者は何を見ているのか』 『主婦は踊る』 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判(映画秘宝COLLEC…

『球形の季節』恩田陸 540円(税込)新潮社

これはホラーというより、心理小説っぽいです。(造語?) 『屍鬼』を多少想起しましたが、田舎でもちょっと違います。 高校生の頃は、私も「早くここから出たいと」しかおもってなかった。 話が通じる人が少なくて、どうして自分だけいつも怒りを感じてんだ…

誰も知らない言葉がある

「入社して2ヶ月のミチル(michiru7)さんよりもポイントが少ない社員、仕事にたいして、どう認識してるんですか?Nさん0さん!」 こんな一言から朝が始まったら超ウキウキ!な訳にはならねーとおもう。 ついつい「私が入社してしまってすみません」とおもう…

『罪人の愛』渋沢和樹幻冬舎1,890円(税込)

読書時間は2時間強くらいです。 ヒトゲノムの解読・遺伝子の機能解析。 新時代医療の覇権を巡る熾烈な闘いと巨大な陰謀の中、出逢ってしまった男と女。 前半は上記煽り文句の通りでした。 そして、唯一信頼出来る男と、自分の顔を失った男が主人公だったので…

『六番目の小夜子』恩田陸新潮社540円(税込)

NHKドラマを観た知人が「スッゲー良かった、超好き!」と言っていたので、原作を(原作がある作品ならば99%は原作の方が面白いので)読みたいなと思ってました。 でも、どうせ名作なら…という安心感で延ばし延ばしにしてました。恩田陸氏の作品は当たりが…

好きだよって聞くと胸が冷えてく

この日をお待ちしてました! 『ダ・ヴィンチ』!永野護インタビュー! いそいそとコンビニで購入しましたわん。 写真は足長いし、普通のカッコだし、まあ新しいファン獲得には良かったですよね(おや?)。 羽海野チカさんのエストがかなり可愛いのに手がピ…

『双月城の惨劇』加賀美雅之1,000円(税込)光文社

著者が自分の好きなものを入れたというだけあって、「古城、密室、美形の映画俳優、伝説、双子の美女、名探偵」と盛りだくさんなのでした。 ネタバレ感想謎解きが始まると流石に「ウオッ!」と思うけど、それまでは、字面を追う作業という時間でした。 矢吹…

『シガテラ』

彼女はどこまでされたんだろ。 稲中読んでた女性はいっぱい居たのに、『グリーンヒル』とか読んでるって聞かないよね。稲中はあんまり分からないけど『グリーンヒル』は大好き。『シガテラ』は恐い時あるけど、『グリーンヒル』は恐くない(いや恐いですか?…

『DEATH NOTE』

ライト、腑抜けになったかと思って、アンチライトになりつつありましたが、自分への疑惑を帽子を被る某作家のように隠蔽しようと必死なのに好感。 後ろめたいライトじゃなきゃ。ちょっと心理戦が復活してきたか? そしてマツダ馬鹿。 やはりコネ入社は駄目だ…

『黄金色の祈り』西澤保彦 文芸春秋690円(税込)  

西澤作品って途中までは気持ち良くほのぼのと読めてしまうのでラストがちゃんとミステリになってしまっていて驚くことがしばしばあります。 著者の自叙伝な部分もいくつかありますが、ミステリ仕立てにしてあるのが、流石と言うか恥ずかしがりなんだなあとい…

ほっこりを食ぶるほがほが言ふ人と(茨木和生)

今週も(平日5日勤務)トライアスロン始まりました。 デスクでメール見ると先週にはなかった水曜日と金曜日は「勉強会」メエル。 ぬわに。もう予定が…予定が……あったんでつ。 連休の月曜日分を金曜日にまわしやがった。 ヨツバのこっそり会議じゃねーーんだ…

『主婦の旅ぐらし』青木るえか角川書店460円(税込)

主婦本《第三弾》だそうですがこれが初めての本です、るえか姐さん! ネタが圧倒的で、「旦那が入れ歯になってしまった」「猫にはあたり猫とスカ猫がいる」「コンドーム売りが来た」などなど…まだまだあるぜ!本好きな人にはたまらない、いや、両議的(エキヴ…

『魔が解き放たれる夜に』メアリ・H.クラーク〔著〕 新潮社780円(税込)

これはハーレクインでもないし、非常に読み易い、背表紙にあるとおり「一気読み」出来る本でした。 ネタバレ感想フーダニットって言うんですか「犯人探し」ではなく、犯人を追詰めていく様子が丹念に書かれているのも良いです。そしてやんちゃな主人公を過剰…

解放/この戒めをほどく

雨。雨なので部屋から出たくないのに『好き好き大好き超愛してる。』のために隣町まで馳せ参じる。 でそこで何故か『主婦の旅ぐらし』を読んでしまう。 三浦しをん氏が猫好きで結婚してて田舎で主婦になったらこんな感じかしら? という訳で、すっごくすっご…