『双月城の惨劇』加賀美雅之1,000円(税込)光文社


著者が自分の好きなものを入れたというだけあって、「古城、密室、美形の映画俳優、伝説、双子の美女、名探偵」と盛りだくさんなのでした。


ネタバレ感想謎解きが始まると流石に「ウオッ!」と思うけど、それまでは、字面を追う作業という時間でした。
矢吹駆シリーズみたいにどーしてドキドキしないのか。やはり目に見えない読ませる力というのがあるからですよね。


謎というか仕掛けはスゴイ!と感心しました。
でも、ラストが法的に裁かれないのにオドロキ。え、いいんだ、ふうん、という。


二階堂黎人氏推薦なのですが、私は氏の作品を読んだことがないのですが、これを推薦なら魅力に乏しい文章を書くのかなと思ってしまいます。