book

『トリニティ・ブラッド 1 (1)』 吉田直 角川書店

やはり、『トリニティ・ブラッド』は面白かった。 まだ1巻しか読んでないけど。 もう今後の続刊はないんですよね…。昔「死んでしまった人の文章しか読まない」という人が居ましたが、 生きてる中にできるだけ触れたい方です、私は。吸血鬼の血を吸う吸血鬼と…

『スカーレット・ウィザード外伝―天使が降りた夜』茅田砂胡 中央公論新社 

ケリー、10年くらいしたら催眠に入るんだろうって思いますよね。 とことん律儀な奴だ。 『神々の憂鬱 暁の天使たち 2』まで読んでたので 「ああ、あそこがあーなってるのね」って思いつつ読めましたが これも森 博嗣同様発刊順じゃないとね読むのは。 桐原家…

『すごいけど変な人×13』唐沢俊一, ソルボンヌ K子 サンマーク出版 

乙女座が居ない。 岡本太郎一家の愛の濃度はかなり高いかとおもうのですが、 他人がどう感じるかを払拭しても自己陶酔の愛情ではなく、 捧げる愛を貫いたのは…凄いですよね。 日本で珍しいというより、世界で珍しいです。 ただの溺愛ではないところが。 太郎…

『スカーレット・ウィザード 5』茅田砂胡 中央公論新社 

中表紙のカヴァの二人、ダニエルと長女かな? 二人も生まれるのねー良かった良かった…っておもいますよね。 そんな収束に持っていくとは…。 さすがだ茅田氏。

『スカーレット・ウィザード 4』茅田砂胡 中央公論新社 

ケリーのリベンジと過去。 背景がないとつまらないです、キャラクタ。

『片山まさゆきオールスターズ 麻雀入門王〈1〉入門の章』片山まさゆき竹書房 

初めて読んだ麻雀教則本。 でも分りやすいです。 ゲームだけで覚えるにはやはり限界があったことを実感。 ドリル、最初はマメに解いてましたが、段々面倒になりすっ飛ばすよーに。 本読んでると打ちた……いとは思わないなあ。 ってこのブログを見てくれてる方…

『スカーレット・ウィザード 3』茅田砂胡 中央公論新社 

本当に生んだのね。 ケリーは何を取りに行ったのだろう。指輪ってことはないでしょう。 それにしても茅田さんの拷問シーンはわりとえげつないですよ。 デルフィニアで王様がつかまってる時もそうでしたけど。 あとがきを読むと、かなり人格抑え目なので、作…

『裏モノの神様』唐沢俊一 イースト・プレス

電波の声 いってるエロ漫画 燃えよ特ソン 恐すぎる少女漫画 人間の最良の友 極太サラミの功罪 文化人類学の仕事 虫と着色料の関係 サイコさんからの手紙 イッツオンリージョーク 収集が殆ど渋谷で行なわれており、自分も行動圏なので、フィールドワークを怠…

『梅田地下オデッセイ』堀晃 早川書房

1981年02月発刊で現在は絶版。 でも図書館でお願いして貸してもらいました。 そしたら書庫の片隅「梅田地下オデッセイ」なんと堀晃氏ご本人のHPにも掲載されてます。 復刊ドットコムに投票は進んでいるようですが、こういう古典名作(24年経たらSFは古典とい…

『どきどきフェノメノン』森博嗣角川書店

フェノメノン=兆候ですが、学生時代はこんなことも教わったかも。 カントは、社会において刑罰を定める共同立法者としてのわたしと、刑罰の法規に従って罰せられるわたしが同一のわたしであるはずがないと考える。刑罰の法規を定めるわたしは、純粋な法的=…

『女に 谷川俊太郎詩集』谷川俊太郎/著 佐野洋子/絵 マガジンハウス

出会うはずのない場所で3回会い、「これは運命だ」とおもって結婚したお二人。 そして谷川氏のこの本の朗読会では佐野氏は恥ずかしくて退出してしまったそうです。 1991年出版時は老人でもこんなエロいのかあーー!考えられない…と赤面した制服の私も、…

『True love スローセックスのすすめ』アダム徳永 WAVE出版

目次だけで衝撃。内容は更に。 これ国民がマスターしたら、日本はとんでもない国になってしまいそうですよ。 というかとんでもない国にしましょう、今のうちに。 男性が「アダムタッチ」や「Tスポット、Aスポット」マスターしたら…女性は離れられなくなるで…

『プリズム』貫井徳郎 東京創元社 

4章から成るのですが、見せられる視点が違うのと犯人がそれぞれ違う(ように匂わされてる)ので、楽しめるといえば楽しめますが、明快なオチがないのでカタルシスは低め。 でもこういうのが好きな人は居るとおもうので。

『スカーレット・ウィザード 2』茅田砂胡 中央公論新社 

女が女にかしづかれるので読んでて楽しい。

『エナメルを塗った魂の比重―鏡稜子ときせかえ密室』佐藤友哉,講談社

タイトルがね、良いなあと。 主観と客観と諦観 実は主導。 きせかえ密室…その通りです。これは御手洗でも分からないですね。 なんとなく言葉遣いは森博嗣派。 帯の上遠野氏のフレーズが、また…。

『スカーレット・ウィザード 1』茅田砂胡 中央公論新社 

茅田氏のデルフィ二アがフルタイム勤務でも1日に3冊読める面白さだったのですが、違うシリーズは多少不安だった上に、カヴァの絵が「魔法使い?」っぽかったので、不安がありましたが、夢中で読み通せる本が最近なかったので、やはり作者読みに戻るかと。 読…

『牌がささやく―麻雀小説傑作選』選:結城信孝 徳間書店

阿佐田哲也のと大沢在昌のを読みました。 大沢在昌のはオチが漫画の方が面白いです。 山田風太郎の作品がある!やったー万歳!!山田風太郎で麻雀ものなんてラッキイ!!と思ったのに…。なんですかこれは。選者も後書きで言訳めいたことを書いてらっしゃいますが…

『狂気と犯罪なぜ日本は世界一の精神病国家になったのか』

芹沢一也 講談社 エキサイトブックス[第2回 精神医学は「狂気」排除のシステム形成に加担してきた――芹沢一也インタビュー其の二]ええっと、別にルックスが良いから読んだんじゃないです。本を読もうとしてたら、エキサイトに連載があったのです。 これでス…

『θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ』森博嗣 講談社

森博嗣のシリーズは、くれっぐれもSMシリーズ、Vシリーズ、『四季』、Gシリーズ(ってGはギリシャのこと?海月シリーズではないのですね…)の順番に読みましょう。 これから読んでも…いやこれならまだ、大丈夫か。vシリーズを順番に読むことが大切。『庭園鉄…

『猫にかまけて』 町田 康

自分が好ましいと感ずる殿方が動物(哺乳類希望)を可愛がっていると、安心しますね。良い人だー、と。更に加熱。元々どうでも良い人が可愛がってても、あっそう、ってなもんですが押井監督のバセットハウンド熱等 このエッセイは『供花』『腹ふり』辺りが大…

『葉書でドナルド・エヴァンズに』平出隆 作品社 

この書名をPCの方はクリックしていただくと、懇切丁寧な解説があるので、そこをお読みいただけば、下記は不要。 携帯の方のみどうぞ。 ドナルド・エヴァンズ―1945年、アメリカ・ニュージャジー州に生まれる。 1997年、31才のときオランダ・アムステルダムの …

『現代に生きる江戸談義十番』竹内誠 小学館

杉浦日向子の対談があったので読みました。 竹内誠氏は江戸東京博物館館長。 ・姉川新四郎が心得として述べた「江戸は二〇歳の気分、大坂は三〇歳、京都は四〇歳以上の気分で演ずるように」。 ・江戸の貸家は十年で元がとれるような安普請にしてあり、また覚…

『わからなくなってきました』宮沢章夫新潮社

語り口が松尾スズキと違うのはソフトなこと。スピードも緩やかだし、なんとなく包容力も感じる文章です。辛口なことも悪口に聞こえないのが味です。 いつもキッツイ、キッツイと言われる身としては学ぶところが多いです。 大谷崎の『痴人の愛』ネタがあるの…

『暁の天使たち』茅田砂胡 中央公論新社

『デルフィニア戦記』&『スカーレット・ウイザード』シリーズの続編にあたるらしいですが、最近漫画しか読めてないので、簡易に入手出来た『暁の天使たち』を読むことに。 まあ『デルフィニア戦記』しか読んでなくても大丈夫みたいでした、1巻は。 キャラク…

『世界短編傑作集 3 (3)』編:江戸川乱歩 東京創元社

「堕天使の冒険」 (The Adventure of the Fallen Angels(1925))パーシヴァル・ワイルドこういう地味な努力の後の犯罪って嫌いじゃないです。 なんとなく、司法試験受ける人の生活に似てるなと。 どこが面白かったの?と言われると、もしかして分かりやすかっ…

『純愛カウンセリング』岡村靖幸 ぴあ

さっすが岡村靖幸やってくれます! 期待以上の対談集です、やっぱり素敵…。 対談相手が「すべては幻想」の岸田秀、ときメモ(勿論わたしもプレイ済)プロデューサのメタルユーキ、スワッピング主催夫婦など。 岡村ちゃんも私も結婚したことがないので、スワ…

『4時のオヤツ』杉浦日向子 新潮社

杉浦日向子氏の東京名物食べ物エッセイと聞けば、読まずにいられませんが、 ネタが10年ほど昔のものだからか、切れ味が…ちょっと。 妙齢の女性の話は非常に切なさが漂ってるのですが、 他のネタはとても杉浦日向子氏のものとは…おもえません。 エッセイを読…

『凍樹』 斎藤純 講談社文庫

エロぎりぎり!と言われたので、そのせめぎあいが愉しみで読んだのですが…があ。ぎりぎりというかあまりエロくもないです。 絵画やジャズや鄙びた美術館勤めとか自殺した彫刻家志望の恋人とか東北の山々の風景等、要素的にはエモーショナルなものが揃ってます…

『コバルト風雲録』久美沙織 本の雑誌社

少女小説の開祖は吉屋信子氏。 ジュヴナイルとかライノベとかヤングアダルト好きと一般大衆娯楽文学との違いは「エロスの質」、(端的には)「美的感動」 恋愛小説やポルノと「萌え」作品の違い。 「まことより嘘が愉しや春灯」という言葉に感動できるかどうか…

『湘南人肉医』大石圭 角川ホラー文庫 2003.11 

今日は原作と映画「最後の晩餐」の相違点を解説しましょう。 なんか死期が近いの?ってくらい親切。 原作、短くて良かったです。 大石圭氏公式サイトSubliminal 0 平均体重135kgの整形外科医が女性を援助交際等で誘惑し連れ帰って殺して食べてしまう話なんで…