『龍臥亭幻想 上』島田荘司光文社


あの石岡君が50過ぎか…。『異邦の騎士』がねえ…。
そして私も高校生の頃の友人に『占星術殺人事件』と『死体は語る』を読まされて幾星霜…。

オヤジ臭が漂っていたカッパノベルズの表示が綺麗になっちゃって、おかげで新刊とは思わなかった期間がありました。隣に『ZOKU』が並んでたのもあります。
そして表紙が横尾忠則!うひー…流石、島田御大。

上巻はいつものように別のストーリーが挿入されて、それもなかなかにおどろおどろしいのですが、どんなに猟奇であっても、描かれる人間の浅ましさに辟易しても、島田御大の本を途中で置く事は出来ないのです…。(『暗黒館〜』は置いてます)

下巻のアオリが御手洗と吉敷だし、「かつて愛したもののために闘うのが男の姿」みたいなこと書いてあるし…ま、まさに『異邦の騎士』。
下巻どうなるんですか!いつ御手洗出るんですか!!