2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『愛妻日記』重松清2003/12講談社

『疾走』読んで、この人の「愛妻」ってどーなのよ?と思い借りてきました。読んだ……図書館でこんな本を借りてしまった…。トホホ。私が何かで警察に調べられたら「異常性欲者」扱いされるでしょう。いいけどね、もう。 そういう訳で、これも、駄目な人が多い…

『七回死んだ男』西澤 保彦1995/10(1998/10)講談社

西澤作品、最高傑作だそうです。 私の中では『依存』と『ファンダズム』が印象深い作品ですが、確かにSFテイストの見られる作品の中では一番しかけがシンプルかもしれない。 ちなみに一番好きな作品は『両性具有迷宮』です。え?もういい?この『七回死んだ…

『血まみれの月』ジェイムズ・エルロイ小林宏明1986サンケイ文庫(1990扶桑社ミステリー)

「銃による女性の自殺は、統計上でも皆無なのだ。」『ザ・コップ』という名で映画化されているらしい。 作者はハイスクールの卒業証書もなく、チャンドラーやマクドナルドの本を読んで、この本を書いたそうだ。主人公はあるトラウマで音量が大きい音楽、騒音…

『最後のY談』中村うさぎ 岩井志麻子 森奈津子2003/12二見書房

モリナツ(森奈津子)の痴漢説教談、三人のコスプレ、岩井の妖怪(眉毛もっと描いてほしい)…写真はもっと美しくとってあげて下さいよ!!と叫びたくなる。モリナツとうさぎは『私、Hがヘタなんです!』のが面白い。概出ネタが多いのが残念。岩井はアジアでそんな…

『最後のY談』

先日の『私、Hが〜』評で男性陣から苦情を呈されておりますが、あくまであの文章は女性に宛てたものなので、読まないで下さいねー。せめて、読んでもメールはしないで下さい。「恥を知れ!」とかね〜。そう言われそうだから、「女性限定」としたので。そして…

『お風呂の愉しみ』前田 京子1999/11飛鳥新社

通販のフェリシモ「サニークラウズ」。桃のシャツの「肌触りや、よし!!」(勇次郎風) 肌フェチなので、タオルもシャツも肌触りが大切! ハッキリいってファティマよりケミカルスクラッチ起きます(笑)。24金じゃないと金属アレルギー起きるし。バランシ…

『バキ』板垣恵介 週刊少年チャンピオンに連載中  (旧名『グラップラー刃牙』)

四月は美しく纏めあげようと思っていたのに、も−ダメだ…。バキのこずえとのメイクラウ゛…いや『バキSAGA』ですか?で親父(勇次郎)が 「飽くまで喰らえッッ 飽き果てるまで喰らえッッ」「喰らって喰らって喰らい尽くせッッ」と刃牙に告げ、梢江には 「飽き果…

『本格的  死人と狂人たち』鳥飼否宇2003/09原書房

理科数学の知識をふんだんに使い、論理的な推理が繰り出されますが、別に「フィボナッチ」数列や「黄金分割螺旋」が分からなくても構わず楽しめます。 また、登場する教授でマトモな人が居ないのが、また良いものです。土屋学部長よりも変。第一講は「変態」…

『アヴァロン』観ました。

前者は本を読んでいても、ムーアの活動には感心するし、カナダなら良いけどアメリカには住みたくないなーと思わせるパワーが漲ってました。後者は「女性に受けた」と言われてますが、『攻殻機動隊』と変わらない位、良い作品でした。(どこが女性受けするん…

『ボウリング・フォー・コロンバイン』

『精霊たちの家』イサベル アジェンデ1989/12(ソフトカバー1994/05)国書刊行会

久し振りに「小説」を読みました。 最近読んでいたのは、ただの文章の羅列だったのだ。 「小説」として抜群の面白さ。 エネルギッシュな南米の展開と対照になんて日本は落ち着いているんだ、死んでいるのか?と問うてしまう程。人生で二度と会えない人々、雇…