『MOONLIGHT MILE 1』太田垣康男 小学館:

MOONLIGHT MILE 太田垣康男氏の公式サイト

日本人、猿渡吾郎(22歳!)とロストマンと呼ばれるアメリカ人、ジャック・F・ウッドブリッジが
盛大に験をかついでからエベレスト登頂をして、地上で目指す場所が無くなった瞬間に宇宙へ行くことを決意するのがオープニング。

月が人類全体の1000年分の電力の原料に匹敵するヘリウム3を有することが明らかになり、
NASAは次世代エネルギー開発計画「ネクサス」を発表。
それに伴い、世界中の大手ゼネコンに宇宙空間での建設作業員を募集する。

NASAが提示した条件を全て満たす吾郎は、宇宙行士候補としてNASDAへと出向する。
一方、米海軍のエースとなったロストマンは、シャトルパイロットとしてNASAに招かれ、
国際宇宙ステーション(ISS)のクルーとして再会する。


随所にクラシックやバレエ、小説の引用があり、聴覚も支配されながら読めたらもっと面白いでしょう。
そして吾郎と出会う女性は皆、各々に大人で健気で、罪つくりなやつだな!と。
でも吾郎は私も憎めない(笑)