『報復』ジリアン・ホフマン 吉田利子/訳 ソニー・マガジンズ


コーンウェルと比較されてましたが、女性が性的異常者に立ち向かっていく=スカーペッタという図式が出来過ぎなんですよね。


でもスカーペッタは精神的に追詰められることはあっても、米国では4人に1人は受けるというレイプはされてないし、ましてや子宮摘出が必要な傷は受けてない。この後者の件は若い女性だったら皆人生変わる衝撃ですよね。犬に噛まれたなんて常套句は言えないです。
この件がヘヴィーで祈るような気持ちで読みました。


まあ駄作ではないので後味は良いのですが、題材が…な。ジリアン・ホフマン氏自身が専門がDVらしいので、仕方ないか。


精神科医のくだりはブライアン・ウィルソンのエピソードを多少思い出しました。
これを映画化するそうですが…酷くないですか。