『デルフィニア戦記 第1部〔2〕』茅田砂胡 中央公論新社


放浪の戦士2「黄金の戦女神」(1993年刊)の改題です。
これならカバーつけなくともどこでも読みやすいです。


王道を突っ走ってますが、筆力があるので読み易いです。
物語も始まったばかりなので、まあこれから玉座奪回するのは目にみえてるんですが、謀略もある王が本来は王子ではなかったというのは罠だと思ってます。のでザーっと読めます。

しかし『十二国記』だと誉めても品位を疑われないのに、
こちらだとまだちょっと「えー」って感じなのは、メジャになってないからでしょうか。
小野氏はどうしてあんなにブレイクしたのか。
NHKで『デルフィニア戦記』だってアニメ化しても良いと思う。
面白さは陽子の葛藤か?確かにあまりないキャラです。
でも『十二国記』は本格の風格が確かにあるんですよね。
あんまり出ないからか?(全然違う)

年始年末はこのシリーズで終わるかも。