『殺人鬼』 綾辻行人 新潮社


タイトルがアレ(「行け!」の意味ではなく)なので私の中ではミステリ&スプラッタ鳴り物入りの名作だろうと期待しまくっていた。というか、夏の読書のためにキープしていた位。(綾辻氏のは『十角館の殺人 』『時計館の殺人』、漫画で読んだ『緋色の囁き』位しか読んでいないので幾らでもキープしてあるわけです)


だが…だが!!物足りなかった!
どちらかというと後に生まれた後輩・我孫子氏の『殺戮にいたる病』の方が刺激的だった。文章も切れてた。


しかし、この『殺人鬼』が世に出てから、急速にスプラッタものが横溢する世の中になったということなのかもしれない。1994年10月にハードカヴァが出ているということは、この10年間で。確かにすぐにタイトルが挙がる様々なゲームも出てきたし…、綾辻氏の功績かもしれない。


ただ、内容の感想としては(ネタバレ反転)殺人鬼が負傷しているのに(ユッコが逃げている時)余りにも足が早いシーンで、二人居るんじゃないかと思った。が登場人物が全て二人いるとはねー。冒頭のコインの賭けのオチがここまできましたか。終わり。


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土日休みなので、金曜日の夜が一番嬉しい。例え、予定が駄目になってしまっても、金曜の夜というだけでもしゃーわせ。
んじゃ、オリンピック観るのか?というと、オリンピックを殆ど観ずに『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』に吸い込まれっぱなし。どっちがドラマかという問題で…。しゅごい…。マラソンよりも絶対ツール・ド・フランスの方が面白い気がしてきた〜!
スターが居るというのは凄いことだ、関る全てが輝いて見えてしまう。
いやあ、マジで『シャカリキ!』も洟出る位、感動した漫画だったのに、『シャカリキ!』の主人公もロケット・ユタ(主人公じゃない方の名前を覚えているとはどーゆーことだ)もランスには敵わないだろうなと思えてしまうんですよ!これって凄いでしょう!いや、『キャプテン翼』の翼も●○○○には敵わないでしょということもあるから、やはり小説より現実のが奇なりなわけか。


ただ、ほぼ日の特集を読むと、んー、観よっかな…?とはなってしまう。
けど、体力がない。ビデオは『木更津キャッツアイ』を毎晩観るので時間がない(金髪の子が知りあいにそっくり。本人だったのか?デビューしてたのか?ウチでハンバーグ食べてた時にどうして言ってくれなかったのか、水くさいな)、凄いマイナな試合などを観たいのに、金メダルものばっかしでつまらない、同じシーンばかりで眠くなる→寝る。


O型などでいつも淋しいとか彼氏、彼女が欲しいとか思っちゃう人こそ、集中することを作らないと人生のラストに向けてますます否応無しに心臓が1日10万回動くあいだ、10万回淋しさのビートを刻んでしまうのではないかと。私は一応半分O型なので、逆に「淋しいと思ったら負けだ!」と思ってしまうのかもしれません。
そんでついでにほがらかさん要素もあることが判明。台風の目のように生きよう、これからも。