『あんただけ死なない』森奈津子2000/11角川春樹事務所

槻城ゆう子さんの装画、もうちょっとなんとかなりませんか…。
とても本屋で真性ホラーマニア以外は手にとれない恥ずかしい絵ではないでしょうか?いえ真性ホラーマニアでも慎み深い人では駄目ですよね。

日頃読んでいるモリナツ本とは趣向が異なり、妖怪ネタが出てくる。朗らかなところは変わらない。
これなら京極ファンにも受け入れられるかもしれない。京極ファンなら多少行き過ぎたエロティシズムでも読めるだろうし…決して『Jの神話』みたいなとこまでは行かないモリナツ本ですから。

(そうしたら森といえば森博嗣でも森茉莉でもなく、モリナツを指す日が遠からず来るかもしれない)
(そして私と森奈津子について語りあいましょう)

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いつも美味しそうなものを自炊している殊能将之のサイトに「第38回造本装幀コンクール展で『子どもの王様』とかいう本が文部科学大臣賞を受賞したそうで、わが家に表彰状の控えが送られてきた。講談社様、cozfish様、MAYA MAXX様、おめでとうございます。
 わたしは全然関係ないと思うんだけど、どうしてこんなものが送られてきたんだろ。」
笑う。

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ちゃあがメイドのバイトをしたように、某県議員選挙のバイトをしたことあります。
未成年もいて、そのコは流石に翌日から来なくなった。自分からバラしたからでしょう。
後から「ボランティアでないと選挙違反なんでは?」とおもったのを覚えてます。
公道で車から手を振る、ビラをまく、いきなり原稿渡されウグイス嬢…(『クニミツの政』とは全く違いました)炎天下で「○○をよろしくお願い致します」と今日会ったばかりのいけすかない爺の名前を連呼する8〜18時…。流石に馬鹿馬鹿しくなったので一回「頭が痛い」と日射病を装い車で休みました。挙げ句川崎市で集合した癖に静岡県境で解散しやがったので「てめーなんて落ちやがれ」と思いました。
あっけなく落選してました。受かったら、じゃない当選したら私が未成年の子を働かせていたことを選挙管理委員会に言ってやろうとおもったのに…。