『OUT』桐野夏生1997/07(2002/06)講談社



エドガー賞ノミネートと聞いて、ばたばた読み始めたが受賞はイアン・ランキン『甦る男』でしたね、とメールで教えてもらった。

エドガー賞アメリカ探偵作家倶楽部主催の15部門を擁する米最大のミステリ賞でミステリのアカデミー賞と言われるらしい。(読売新聞)

映画化されているが苦手な女優も出ているので観なかったが良かった、それで。
主人公の雅子のイメージが特定されなかったから。

グロい場面があるのは知っていたが、私にはさほど精密な描写ではなかったのでお昼を食べながらでも読めました。そして、ラストも良かった。

『ローズガーデン』と『柔らかい頬』しか読んでなかったので、一番人気のこの本も期待薄でしたが、これは良かった、ラストが。

こういう主人公にはつかまってほしくない。です。


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これから寝て、起きたら仕事か。ウム。

CASSHERN』都合が合わず、まだ観てません。映像良かったとの報告は多数頂いております。

童夢
金魚屋古書店読んでて…。
田舎の小学生だったのですが、その頃は流行に乗れていて、チェッカーズファンでした。それでもオタク魂はあったので彼等の全てのインタヴューに興味を持ち、読んでいました。リーダの武内が大友克洋の『童夢』が面白いなんて書いてあるのを読み、購入してしまい、また面白かったので学校に持って行ったら受けまくりました。
そして合言葉が「真っ赤なトマトになっちゃいな」!
その前から『チョコレート パニック』なんかも流行っていたので下地はあったのでしょうが、いやー古き良き時代でしたね!
(パームシリーズの『あるはずのない海』は誰にも見せませんでしたが。分かち合おうと思ってなかったみたい…)
中学生のときは筒井康隆村上龍で割と骨太な時代だったみたいです。橋本治も読んでました。
高校生のときは漫画ですが『あさってDANCE』が大好きでよーっく読んでました。友人には嫌がられましたが。
大島弓子も愛蔵版が出たので一気読み、友人は絵が恐いといって読まなかった癖にキャラメルボックスファンだったため後から貸してと言ってきました。始めから読め!(でも読んでも何とも思わなかったかも)
スピリッツに沢山面白い漫画が載っていて、飽きなかったなあ。