『男を抱くということ』斎藤 綾子、南智子、亀山早苗 2001/04飛鳥新社

著者の斎藤、南さんには馴染みがあるものの亀山さん?ハテ…とおもいつつ読んだが前者2名が主に飛ばしてくれ亀山さんが一般人に近い立場にいるという感じ。
私にも目新しい視点があり、こんな女に出会いたい!と願う方は多いだろう。


名言炸裂。
「美少年はナルシスとかそういう次元にない。純粋でありながら、狂暴な野性の中に存在している」

「自分でもナルシシズムとかマゾヒズムを恥ずかしがっていたり、否定していたりというのが大前提」

「世間では、女性が同性である女性の裸を見て興奮することもある訳じゃない?女性に聞くと映画のラブシーンなんか、みんな自分を女優に投影してるのよね。なんで女が、しかもレズでもないのに女の身体を見て興奮するわけ?って思っちゃうの。」

バイセクシャルとゲイセクシャルって全然、異質なものだと思うのね。ゲイセクシャルは好きな性が決定しているもんでしょ。だからヘテロセクシャル異性愛)と同じに見えるわけ。」

異性愛が当たり前で、同性愛とバイセクシャルはわリと近いと考えられてきたじゃない?でも異性愛と同性愛は性が決定していると言う点で全く同じだというのは、確かにそうよね。」



しかしギラギラ求む!には賛成致しかねます。粘着質で年齢、国籍、問わないそうですが「この人とじゃないとこんなことできない」…か。私ならギラギラでなくても良いんだけど、と突っ込みを。
上記の名言だけ読むと学術書のようですが、サラリと読めますのでご安心下さい。ってこれ読みます!なんて反響はないだろうなー。


マリ見てをTVでうかつにも観たので…リキ入りました。もっと品良く、ディープなものを期待していた自分が…うかつ!うかつ!(スカみたいですが、この言葉に尽きる)