『第三の嘘』アゴタ クリストフ1992/06(2002/03)早川書房

1作目より2作目、そしてラスト。哀しみや遣る瀬なさは脹らむばかり。
読み終わると本当は1作目から内側に哀しみがあったということに気付く。

てっきり「おち」が最初にできて、三部作を書いたのかと思ったら、解説によると、「続編は予定していなかった」とのこと。『悪童日記』から、こういう「おち」にもっていくなんて…。
『四季』も初めからは出来ていなかったとおもうので、森先生もこういう後付け方式なんでしょうか?「ロゴ」…。