9名の女性による作品集。読み比べて感じたのは「沢山作品を書いている人が上手」ということ。作品に雰囲気がある。そしてパターン化しているのかもしれないが、ちゃんとその作家のオチというか救いが出来ている。
大変エロティックなのを想像してましたが、肉感的なのは森さんくらいで、他の作家は…SFっぽいものが多い。斎藤さんのは色情的であってもあまり感覚には訴えられないかと。(「ツボっす!」という方には祝辞を述べますが)
同じ題材で男性が書いたら全然違うと思うのですよ。でも鬼六以外のパターンのものを読みたいです。
9人とは明智抄・松本侑子・菅浩江・佐藤亜紀・森奈津子・小谷真理・大原まり子・島村洋子・斎藤綾子です。