『世界をだました男』フランク・アバネイル


『Catch me if you can』の原作『世界をだました男』は更に凄いです!16才から21才までの間のエピソードなんですが犯罪、モテぶり、半端じゃないです!!カイエンかてめえ!と言いたくなるくらい、最強です。終話辺りのフランスの牢獄話はめっちゃくちゃ恐いです!!人権なんて言葉を知っている私には想像を絶してました。ここに半年も居たというエピソードが私にゃ一番凄まじいよ。フランク・アバネイル…。

【和智(偽名)を貶める】
金曜日、その前日迄は至って普通だった和智がマスクをしていた。顔がむくんでパンパン(求めやすい価格の羊羹で針で刺すとナイロン?皮がむけるのありますよね、アレみたい)だった。顔が赤かった。フラフラしていた。仕事も彼の役割分は間に合っていた為始めは「体調悪いようですから帰っても大丈夫ですよ?」と私は丁寧に言葉を変え、意志を伝えていたが、強硬に私の真正面の席に居座り続け、ゴホゴホ…ゲホッ…。下水管のよーな音。

残業タイムになり、空席が出来たので(どの席でも仕事は出来るし、休んだ人分の仕事が残っていたので、自己犠牲残業)

これ以上、向かいで彼のウイルスを吸うプレイは勘弁!第一、社会人なら体調の自己管理も自分でやって当然!なんてホざいていたのは手前だ!

とは肚で叫び、口では「席、移動します」と言いました。そして空いた席に移動すると、酔っ払いのように私の周囲をウロウロノ。暇なら仕事手伝え!もしくは帰れ、けーれ!!とムカつきながら作業しているうちに悟りが。

いや,こいつは風邪を移したいだけか、そうかそうだな。

そして二日後、日曜の休日出勤をすると同僚は何故か残業後、私が席を移ったのを皆知っていました。そして笑ってるので、ちょっとムカっ(笑ったのは残業なしで帰った人々ばかりだった)ときて「和智のせいで、土曜日は寝てましたよー。金曜も帰ってから熱っぽかったので、すぐ寝て。今日はなんとか熱がなかったので出てこれましたよ、アハハ」と。そしたら皆、顔が強ばり、突如、和智ブーイング!始めっからそーせい!!ボケエ!
土曜は図書館で一週間分のエネルギを持ち帰り、布団の虫で読んだり、合間に家事したりだったので、叙述トリック(=嘘ではない)を職場で使ってみました。日本人らしい付き合い方ですよね。