『サマリア』Ki-Duk Kim 金基徳(キム・ギドク)

ネタバレ感想。
ベッタベタに甘い父子家庭。
それを受け入れてる娘もすごい…。
(でも詩人のTみたいに風呂には入ってなさそう)
こんなに甘かったら旅行代位出して貰えばいいのに。
何故に身売りを?
したかったとしか思えない。
優越、嫉妬心の煽情、快楽、安堵。
はじめは、やる前に逃げてんだとばかりおもってた。

岩井俊二みたいな制服の二人のシーンはどうでもいいのですが…。


女の子二人が嫌味のない可愛さに対して、男性がかなり類型的な嫌らしさで非常
に明快。
もーちょっとぼかしてもいんじゃ、言いたくなりましたが。韓国だから。
とことんやる国ですよね。常に脅威があるだけあって。


歪まない愛情ってどうすれば育つんでしょうねって無責任な愚問を。
パパ役が北野映画みたいでその暴力的なのは良。


「この水を飲む者はだれでもまた渇く。
しかし、私が与える水を飲む者は決して渇かない。
わかしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」
サマリアなら、このイメージがないと後味良くならないです。