『庭を森のようにしたい つれづれノート 13』銀色夏生 角川書店

父が違う二人の子供と愛情を持てない犬を新居で育てる女流詩人の生活日誌。
こうやって書くととても非情というか修羅な感じです。
もう13巻ですか。1からずーっと読んでるのでまだ7巻位かと。


実際は、長女が自分の嫌なところを逃げようがないくらい見せてくるので「あと7年(で家からでてってもらう)」という決意を毎日してるらしいんですが、やはり大変な事に変わりはないです。
犬は子供や銀色氏の蒲団におしっこをして大変らしい。犬のいる生活でも『SAY HELLO! あのこによろしく。』とは雲泥の差な…。

良かった本に
たかのてるこ『モンキームーンの輝く夜に』
『この犬が一番! 自分に合った犬と暮らす法』(今いるマロンの立場は…)

夢を叶える秘訣は?

「人の悪口を言わないことです。」
その夢に向かって顔をあげていなければいけない。下をむくと、日々のこまごまとした人間の悪い弱さにあしもとを乱される。毎日の小さな、恨み、ねたみ、悪意、怠惰など、人の気持ちにはいやなところもいっぱいうずまいている。
(中略)
ひとの悪口を言わないようにすると、どろどろに足をひっぱられることがなくなってきて、夢に向かって進むスピードが速くなると思う。

イチローのインタビューで「きらいなことをやれと言われてやれる能力は、かならず生きてくる」。
いつも子供にいうこととしてイチローは「勉強をしなさい、いい道具を持ちなさい、グラブをみがきなさい。」
イチローはいつも向かう姿勢を教えてくれる。頭でわかることではない大事なことを。

自分のグループで偉い人ほど、他のグループの前では謙虚でなくては。
どれだけひくくできるかというところに、そのグループの全体の力や品位や頭の良さがでる。

全く、同感。
本当にプライドがある人は自分のミスや非はきちんと認められるものだし、謙虚なものです。
プライドって「客観的に自分を見られるか」が必要不可欠。
でもそれって当り前じゃないんだよなあ、まだまだ。

まあ国交の場合は「馬鹿試合」じゃない「化かし合い」が必要になるんでしょうけどね。
吉田茂の家で働いてた人が誰でも「会うと必ず『ありがとう』と言ってくれました」。という話で「それでこそ!」とおもったものです。

大河ドラマ吉田茂の人生やったらスッゲー面白いと思うんだけど。
高校生で13億相続ですよ!劇的!!それでいてこの謙虚さ…惚れるね!