『裸者と裸者 上 孤児部隊の世界永久戦争』打海文三 角川書店

こ、こ、これ…どうしてこんなに面白の!!
どこが面白いかって…。
小学生位の少年が戦争に巻き込まれているという、どこを拾ってもダーク極まるこの設定の中なのに!
魅力的でないキャラクタが一人も居ないわ、1頁たりとも興奮せずに捲る頁はないわ…!打海文三氏って何者!?って位です!
『ハルピン・カフェ』は名前しか知らず、これが初作品。


割と厚いのに、ちらっと読んだらもうノンストップです。ドリンク・フリーの店で読んでたら7杯おかわりしつつ読んでましたね…。下巻を読もうと顔を上げたらカップに囲まれていました。
ええ、恥ずかしかったですよ。


ううーん、何に近い昂りかというと『愛と幻想のファシズム』かな。
どの位、真っ当な当たりかというと『ワイルド・ソウル』かな。

この二つがOKな人なら楽しめると思いまっす。私は下巻読むのでこれにてどろん。