『黒と茶の幻想』恩田陸 講談社

619Pで20cmのハードカヴァです。
本の頁は万遍なく劣化してます。
ということは、最後まで皆読んでいるということです。


部屋の中でじっくり読みましたが、この長さが必要だし、登場人物は各々の思考が違うし、恩田氏ならではの超絶美形も出てきます。
様々な「タブー」と謎が人の内部とY島の森に絡み付くように丁寧に描かれていて、飽きさせません。一気読みしてしまいます。

恩田陸氏と島田荘司氏は対極に位置するのではないかとぼんやり感じながら読んでました。

私もこういう旅がしたいとおもいましたが彰彦は流石に友人キャラには居ません。
ここまで来たら『麦の海に沈む果実』も読みます。文庫もあるし。
今年中に読めるかな。