『ドルチェ−優しく 映像と言語、新たな出会い』A.ソクーロフ/著 島尾ミホ/著 吉増剛造/著 児島宏子/訳岩波書店  

「日本の芸術の特徴、最後まで語らない、香りを残す。
ロシアは無限に開く、オープンになるそして心を拡げる。語り尽くす。」

今回のソクーロフの書籍にはあまり美しい言葉が残っていないが、これは作品を作っている途中で、霊感を受けたものを、自分のイマージュの糧にし、映画作品に変えて、更に時間をへて醸造され言葉になるという時間になっていないからでしょう。