『不思議のひと触れ』シオドア・スタージョン 大森望・白石朗/訳1,995円(税込)河出書房新社

帯には、アイザック・アシモフカート・ヴォネガット、そしてスティーブン・キングの絶賛推薦文。


タイトル、これは「人に触れる」のかと思ってましたら、違うんですね。
絶妙な訳です。

結構恐い「もうひとりのシーリア」みたいな作品ばかりかと思いましたがそうでもないみたいで『ぶわん、ばっ』などはタイトルとオノマトペだけでかなり受けました。ストーリイも練られてたし。

読んでいて内容がどうもスッスッと入ってこないところが多くて、その肌触りが楽しめれば良いのですがイメージを脹らませたいところが、却って文章が強調されておらず、面倒でした。


ダールと似ているようで似ていない。ダールの方が品があるし、明確。
あ、だからダールはカテゴリがSFじゃないのですね。