『ぼくと未来屋の夏』Mystery land はやみねかおる2,100円講談社


これはイラストが長野ともこさんだーーー!!
ユラールの長野さんですよ!ぴったり!イラストが良いと本の印象がかなりレベルアップしますよね〜!!老犬がもう非常に可愛いです。


未来を百円で売る“未来屋”猫柳さんと風太少年の話。


地図が描いてあるからか、非常に分りやすいし、情景がひとつひとつ浮かびやすい。
そしてシビアな未来屋のコミュニケーション。
なのに、子供である風太少年は毎回期待しちゃって可愛い。
それで自分の小説を読ませてあげてるのも…子供って人を疑わないよね。「あーゆー奴だからさ」で終わったりしないよね。
そこからいちいち傷付かないように”割り切る”大人になるのが大変なんだよねー。



そんなことも考えながら、ゆっくり謎が浮かび上がり時をかけて風太本人が解決していく。
夏の暑さが残っているこの季節に読むと、また格別です。


百円だったら、毎日大人なら買っちゃいますよね。しかも女性には只。
しかし只より高いものはないと判明するのだった。


初、はやみねかおる氏本でした。
次は『都会(まち)のトム&ソーヤ(1)』がいいのかな?