『迷路』キャサリン・コールター 二見書房940円(税込)


アメリカの現代ミステリの男女の交わりの基本はケイとベントンなので、ネタバレ感想こいつらがくっつくのが早過ぎるんだよ。まあ平均的なFBIハーレクインロマンスってとこでしょう。謎自体は面白いし、主人公の両親に関しては非常にアメリカ的。かなり『囚人分析医』とは違います。私は『囚人分析医』のマイケルの方が好き。葛藤しているし、悩みに共感。

ったくハーレクインはこれだからさあ…。馬鹿にされるんだよ(私に)。
却ってミステリのみにしてくれた方がまだ鬱陶しくなかったです。ハーレクインならリンダ・ハワードの『一度しか死ねない』位突っ走ってくれ!
ここまでやるなら、私も唸りますよ。


続編が面白いそうですが、そお?
それよりは山口雅也の『PLAY』、装丁みただけで惹かれる新刊にいくな、私は。


『鉛のバラ』三浦しをん大リコメンドだったから。でも装丁が辛い…装丁萌え出来ない人間がこの本を手にとっているのが、既に死んでいると脳内ケンシロウが。