『白い巨塔』


田宮二郎と私は誕生日が同じなんです。
唐沢版で「役者が薄い彼が悪役やってもさあー」なんて書きましたが、田宮版財前のほうが、人間らしいですよね。母のこと考えてるし、家族をよすがにしていて、その分の葛藤もある。愛人もどちらかというと、妾で家族で不足しているところを補っているし。どうみてもこっちの脚本の方が面白い。大学教授の立場だけを守る唐沢財前よりも。
あ、もしかして、役不足で葛藤を演じきれないから、葛藤を脚本で減らされたとか?
多少、田宮版の思想は時代を反映してますが、それより柳原?が老け過ぎなのが気になります。

16時から最終章を観ます。

現代の方が、家族も人間関係も稀薄なのかな…少なくとも私の周りは全然稀薄じゃないけど。しがらみばっちり(笑)。