『すべての映画はアニメになる』押井守 徳間書店

うる星やつら』から『イノセンス』まで初のアニメ=映画発言集。表紙はバセットハウンド
唐突に思いましたが、ブルドッグをペットにしている女性に彼氏がぶちゃいくとは言われたくないですね。



私にとって押井監督の映画はソクーロフの映画のような印象があるのですが(ケムに巻くのではなく、印象で語るという)、タルコフスキーがお好きだったんですね。 成程。


今関氏の話で「少女」好きが語られていたり…押井監督はどうもよく分からないと答えているのでやはりベクトル的にもセーフなんでしょう。



あの『百億の昼と千億の夜』の光瀬龍氏との対談もある…!1986年。
(原作も萩尾望都氏の漫画も読んだことがない方はこっそりこの機会に読んでおくと思考に厚みが出ます)そして

「あなたは、だあーれ?という問いかけに対し、監督はいつかそれに答えなければいけませんよ。」

と言われています。


宮崎駿監督は映画で表現しているよりはーーーるーーかーーに深みのあるお方でした。発言集とか知らなかったから…でも窓口を広くして映画を観せるのには間違いなく成功してるし。地上波でしか観たことありませんが。


昨日書いた「逆襲のシャア」論は2頁にわたって載っています。
富野監督との対談もあり、やはり永野護氏の対談とは体温が違いますねー。
安彦監督ともあります。


そして『イノセンス

一緒に暮らすとか、一生添い遂げることが、強い愛の証明なんて、どうして言えるんだろう。今回は、バトーと素子のラブストーリーと言われるだろうけど、むしろバトーという男の個人的な物語なんだと思う。いかにして、行き場のない男が、自分が一緒に生きていく何かを見いだすか。今の時代の人たちに向かって、生きるということへの思いを伝えるために、僕には、アニメーションという形式と人形だのサイボーグだのSFだのという仕掛けが、必要だったということだよ。


あとがきにはアニメというジャンルのインパクトは創始者達(宮崎さん富野さんら)と共に終わるんじゃないかと、いうことも書いてあります。

ハッとしました。

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亜爾然丁(アルゼンチン)…強いっていうのは、結局気力なのか?テメエらには負けねえ!という。ふざけんな!という。
下手くそでも、それが90分続いている試合を観たいなと思っていたら、村上龍が以前J1が降格かかっていたり、逆に昇格がかかっていたりする試合は本当に面白いので必ず観ていると言っていたから、別に外道な見方じゃないんだろう。というか、それ程必死になっていないものに付きあっているサポーターは愛があるね。金にならないものに時間を費やすのが愛だからね。まあ、趣味=愛ってことですが。



職場の傍にランチ向けの店が殆どない上に、昼やすみが半端なのでOUTBACKへ。パンとライスが両方来るランチを初めて経験する。ジョッキに珈琲が入っているのも初めて。
温野菜は思ったよりプレートに乗ってましたが。
私が『殺人鬼』を読んでいたから?帰れという無言のコール?