『妄想中学ただいま放課後』 宮藤官九郎 太田出版


ある人の作品が好きになると、エッセイや対談を読みたくなる。
その人からどうやって作品が出てきたかに興味が湧いてくる。どちらかというと作品よりもその人自身に興味がつのるのが私という人間(作品はその人間のほんの一部に過ぎない)。


宮藤官九郎氏の映画やドラマはよくタイトルを観てたが、id:doradora0511さんに勧められたり、他のサイトで勧められてもジャニーズが出ているものにめっけ物は余りないというマイ法則で観る気が失せていた。


でも、今回は真夜中の『池袋ウエストゲートパーク』で払拭された。
これは、ギャグが入っているからだ!と思いつくのとこの本が図書館から渡されるのが同時でした(このタイトルで図書館にあるのかよ!)。QJで連載されていた本を購入してくれて有難う、目黒&世田谷図書館。
今年も区民税はあてにしてて。


的場浩司氏の侠気はフルスロットルだし、ミッチーは「自分は好きな女の子とは付き合えないんだ、彼女が虐められるから」というモテ(バレンタインは女のコから「紙袋」付きでチョコレートをもらい、その紙袋に50個ほど入ったという)ているのに屈折しているし、羽生善治先生には将棋界の掟を教えて頂いた。ついでに菊地直子ファンということも。安野モヨコはエッセイ漫画のような乙女全開ではなくて、男子校のなかで笑わせたい女の位置にあったようなことが判明。
一番私がスッキリ笑えたのは的場浩司氏。氏の作品は殆ど見ていないが。
相田翔子氏や永作博美姐さん遠藤ミチロウ氏の対談もある。


私が73年ものだから3年違いなら殆ど判り合えてますね。
モヨコ氏と監督は鎌倉に住むとか『監督不行届』に描いて有ったな。


今日で夏休み終わりなのに、図書館から借りてる本が17冊。うわお。