『Love brain 行為を紡ぐ男性脳言葉を紡ぐ女性脳』黒川伊保子2003/03PHPエディターズ・グループ (ISBN:4-569-62749-8)


著者は人工知能の研究者。
男性脳」「女性脳」と分類し、一人の人間の男女脳の割合で人格も考える。
男性はこれで女性を操縦して下さい。


これは意外な事実が盛りだくさんでした。マジで。

だって「女は嫌いな男が傍に来て、理由もなくニコニコ嬉しそうだったら不気味で不愉快」(当り前だ、コイツなに妄想してるんだと思う)
「積極的に嫌う異性の数が(男性は)女に較べて圧倒的に少ないのである」(えええええーーーー!?)
「教養と年齢のかけ離れていない。そこそこの見栄えの女が、傍にいて嬉しそうなら、男は嬉しい」(ひゃああー)

また「あなたが、大切。男性脳にとっては、一生分の気持ちに違いない」(なんで?)
「男は、一生使えることばを、惚れた女に与えるといい。女はことばで癒される動物だ」(確かに。萌絵をみろ)
「離婚を考えたとき、結婚指輪の見事さを今更ありがたがって踏みとどまる女はいないけど、遠い日の『あなたは、大切なひと』ということばを思い出したら、ちょっとくじける気がするもの」(まあ、ちょっとはねえ。穂村弘氏のエピソードに出てきそうだ)

男女の結婚観の違い。

女性に対して「約束をするのがどんなに大切か」

女性と父、男子と毋。

様々に言及していますが一等賞は「女性脳は、時間軸に情緒を貯める脳なのだ。当日の成果がゼロ(キャンセル)でも、三週間の嬉しさ(約束までの期日の準備の楽しさ)はやっぱり残るのだ」
これから展開する理論が女性を操るにはもう…「そんなこと、ばらさないでよ!」とも思うけど、男性に知って頂いている方が離婚率が激減するだろうなあ。