『前世ハンター』野崎六助2001/07新潮社 (ISBN:4-10-448001-0)1,785円(税込)

途中までは緊張感もありぐいぐい読めた。
宗教者が出てきてから、そのキャラクターの描かれ方が非常に煽情的で下品でステロタイプだったので、うんざりしてしまった。他のキャラクターにも、それが及んできてげんなり。

人間の生→性という図式なら、もういい。読む必要なし。
また転生だけならVOICEの本でも読むさ。

宗教家も『四季』に出てきたキャラクター位でないと、一般人もついていかないでしょう、昨今は。
また、政治を憂いて心中した人物を描くなら、その人物が追い込まれた悲劇の巨きさを書いてもらわないと。

ラストもOPから転換がないままだったのでちょっと…。

キャラクター造型で「こんなもんでいいだろう」とストーリーだけ入れて器を作らないのは、読者の反応は勿論、作者の価値も貶めていく一因になるのが久しぶりに感じられた一冊。

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サッカーで、最近中田や見慣れた選手が出ないのが寂しい。
でも平山選手を観ていると「中田の後継者だ」と誰もが感じそうなのは何故か。
中田はインタビューでも「好みのタイプは?」と聞かれ「マチュア」と答えていたと月曜日の朝から職場を沸かせる力のある男だ。
きっと中田の脳裏にはジャンヌ・モロー位の知的でかっこよく洗練された理想の女性がいたのかもしれないし、もしかしたら女性じゃないかもしれないが、そんなことは私が知ったことではない。

デビルマンも実写化決まってるんですね。近所の西友で買い物してる「FLAME」がデビルマンか…。身近だ…たこ焼きの材料買っている明。
主人公の不動明デビルマンには人気ユニット「FLAME」の伊崎央登(19)。
親友の飛鳥了=サタンには央登の双子の兄、右典(19)。
冨永愛(21)がシレ−ヌ。共演はボブ・サップって…あの?