『シンセミア 上下』 阿部和重2003/10朝日新聞社 (ISBN:4-02-257870-X)

桐野夏生との対談(文藝かな?)で「え?誰?誰この男前」と文芸誌のヴィジュアル系(殊脳風)読者獲得の思惑にはまりつつ、全身写真などで興味をひかれまくる。(まあね町田>>>>>>>>阿部>京極が自分内ヴィジュアル系でしょうか)

またTINMIXインタビュースペシャル 阿部和重×砂「車から老いへ」(司会・東浩紀)の髭面が!!髭がある方が色男ってヒト初めて観た!!うわあ…。

あとは20代の頃は華奢でうすら馬鹿そうな顔なのに、30代を半ばにしてどうして男前になったのだ阿部!?
と興味を抱き『シンセミア』。

作品は下品で猥雑で執拗で呑気な田舎を大枚はたいて書きまくっている。最後は一つにまとまって、でかい打ち上げ花火で散るのではなく線香花火や煙玉で終わる身内の花火大会っぽくてアリかも。

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最近、ジョジョ好きな方からメールを頂くのですが、ジョジョ好きと聞くと「ああ、男のコだなあ」と感じます。穂村さんのように表現の高度について語られると、違うのですが、波紋とかふるえるぞハートとかそういう世界が…ハイ。バキとは多少違うんですよね。