『樒/榁』殊能将之2002/06講談社ノベルス 735円


「anise&juniper」と装丁にあるのですが、その方が分かりやすいのよね…。

名探偵出た!
嬉しい、と思ったら名探偵すぎて(ネタバレ感想ではないので…)一瞬で解決してしまってますよ(笑)。

うんうん、これぞ、名探偵。
萌絵とか、里美にモーションかけられても煩悶しかせず英語も勉強せず北欧にも行かない中年オヤジとか名探偵には要らん。

そして、二本立てだから、二作目もまた名探偵がッッと勇次郎が参戦してるバキのような意気込みで読む。

こちらの感想は、もう作者の手腕の素晴らしさを堪能して頂くしかありません。
私は完璧に侮ってました。

120頁の中で2本立ての薄い本ですから、国内線の空の旅で読むと丁度良い時間ではないでしょうかね。
私は通勤で電車に乗っているのが(今は)5分なので、どんな本も読めません。
これにはバスで読むというトリックは含まれません。

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犀川、実写なら誰が良いか考えていた。だって顔は良くなきゃいけないんだよー遺伝子的に。
太陽を盗んだ男』時代のジュリーしかいないな…。
(今でもラヴ。『最悪』最高に素敵だった。ジュリーが酷い目にあっていると、許せないのだ。誰じゃあ!苦しめる奴あ!!と舞城作品世界に突入)

冷房が頭に直撃してたからか頭痛で左目が開かなかった。
和智に「くれなかったら帰るぞコノヤロウ」な視線でバファリンを強請(ねだ)る。2錠のうちのいつもは割って半錠しか飲まないのに1錠丸ごと飲んでみる。10分位で完治。目も全開。フリスクと同じ程の大きさの中に、痛みを遮断する成分がビッッシリか…。やっぱクスリ飲まないよーにしよう。