『しずるさんと偏屈な死者たち The eccentric dead in white sickroom』上遠野浩平2003/06富士見ミステリー文庫

ライトノベルってオトナが読むのは恥ずかしい…となんとなく思っていた。
そもそもライトノベルコバルト文庫の氷川冴子って位しか浮かばない。
最近は森奈津子のお嬢様本読んでますけど、日記には余り書いてないのも恥ずかしい(エロ話はいいのか?)からだ。
ライトノベルの定義って?
*内容がライト
*ページがライト
*本が光る
デスノートを持っている東大生の小説…etc.

ともあれ、メールでお勧めして頂いたのとミスコンの【MYSCON5 お薦めライトノベル・ミステリ10作品】にあったので読む!

図書館で借りると椋本夏夜の足出しイラストが可愛いけど恥ずかしい。
読む…。
……これライトノベルだなんて勿体ない!
普通のノベルズでなら、四冊に渡ってうすーく、萌え要素満載で繰り広げられる内容なのに、しずるさん(『ななつのこ』の設定に似てはいるものの性格が…イイ)は惜し気もなくバッサリとサラリと解を導いてくる。「…つまり殺人というのは、基本的には失敗の埋め合わせであり、自分の怠惰をごまかそうっていう姑息な手段なものなのよ」
こんな凝縮されているミステリがあるなんて、勿体ない!

ブギーポップはよく知らないのですが方向性は違いそうだ…。
でもライトミステリへの偏見はなくなりました。うわーこれ、もっと売るべきですよ!

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毎日DVDかビデオを観ていたので『亡国のイージス』まだ読んでます。図書館から次の人がまってるのよ〜葉書が毎日届くので早く読まなくては…。決して面白くなくはないです。でも頭の中に常に『沈黙の艦隊』が浮かんできてしまうんですよね。それで苦労してます。
明日も出社なり。『キルビル2』早く観たい!でも足を伸ばさないと観られない〜。あのカンフー特訓、爆笑できそうよ!