『ハリウッド・サーティフィケイト』島田 荘司2001/08(文庫2003/10)


あまり好評ではないようですが、ハリウッドの警察内部はよく「描けて」いるし銃を批判しているスタンスは明快だし、女優としての高慢なレオナは消失したし、私は嫌いな作品ではありません。単行本の装丁にも表れているように、あくまで「全体的」に明るいし。『透明人間の納屋』よりは…救いがある。日本とアメリカ。地球上だけど銃の普及、日照時間、気候、風土そして何より「幸せ」の違いですよね。
日本でもそうだけど。その人が今、幸せか、充実しているか、そこが常にポイントじゃないですかね。村上龍の『69』の高校生達みたいに笑えてますか?


職場の同僚でしっかりした方がいる、目に余る和智(偽名)攻撃も受け流す。多くの女性には「自分に酔ってる」「うるさい、過剰な時にはこっちも暇じゃないから返事しない」といわれている和智(偽名)。
一応会社なのでセーヴモードで「ガンジーみたいですね」と言ってしまった。非暴力・不服従キング牧師と言った方が良かったかもしれないが…。その彼が漫画好きということなのでFSSを今日貸す予定。本当に、絶対なものに対しての中庸はない、っつーか。漫画=FSSなのか…。
まあ、反応や如何に!

そういやナイアスはどうして風呂に入らないのか。カイエン以外の男に触れられたくないという乙女心なんだろうか?えてして処女は勘違いをするものであるからして。オトメ・ハラスメントですね、失礼。

仕事で犀川と話してしまいました。でも女性で那古野(笑)の人じゃなかったです。


イラクへ派遣される夫に保険をかけたいのですが」
AAAの外資系保険会社に連絡があったそうです。
「国家公務員として保険にはお入りにはなれますが…、日本国内にいらっしゃらない方が保険にお入りになることは、致しかねます。」
信販売でも、申込書のサインは本人でないと駄目なのだそうだ。
そして、「テロ、暴動は災害給付の対象になりません」…ガガーン。いらねえよ、そんなの保険料の無駄無駄無駄アーーー!!
しかし、今回いったのはエリートが殆だそうですね。「あの人が行くなら俺も行きます!」か。高村薫な…。
私は射撃チャンピオンとか腕がたつ人をどうやって選出したのか謎だったんですが、レスキュー隊試験みたいなのしたのかな?あ、そーゆー「エリート」じゃなく…ね。スマン。つまらん。
連想で『東京オリンピック』(1965.総監督市川崑 )の射撃のシーンをつい思い出してしまった。あれは良いシーンだったなあ。ナレーションで「射撃手は一日中使って精神を集中して射撃する」「その為、”弁当持参”で射撃をする。」モノクロの陰影の中、映像の片隅で折り詰めをひっそり食べるスナイパー…。
ゴ、ゴルゴがそんな煤けた背中晒しちゃ厭だ!
市川崑、狙ったのか?思わずナンシー関のように盛り上がってしまう凄い記録映画だった。