『映画狂人のあの人に会いたい』蓮実重彦 河出書房新社

愛情を発散する男というのは傲慢でセーブしないやつだと思うけど、まさにベルトルッチの魅力はそれなんです(坂本龍一


スタンダード・サイズの誘惑、あるいは映画の垂直性(アレクサンドル・ソクーロフ


パリの実践的映画論(エリック・ロメール

この三つだけ読みました。ソクーロフベルトルッチが好きなんです。
エリック・ロメールは…『獅子座』観たか覚えてない位です。

ソクーロフ
ソクーロフの「ものを視るフィルタ」がとても好きです。「魂の声、物質の夢」ほんとにそんな感じ。『日陽はしづかに発酵し・・・』をみせるのが一番良いのですが、相変わらずDVDになってないんですよね、蓮実せんせ!

日本で一番インタヴューが上手いと豪語する映画狂人が、多岐にわたる映画人から映画の魅力を引きずり出した、ライヴ感覚溢れるドキュメント。


そんなに権威あるならとっととDVD販売に圧力かけて下さいませ。
蓮実先生はどうもそんなに好きじゃないんです。
私にとって映画はかなりに感覚的なものを揺さぶられるメディアなので、インタビューはその映画作家のことを本当に好きで夢をその映画作家の目で観ちゃう位の人にしてもらいたい。まあ先生はみてるんでしょうが少なくとも『日陽はしづかに発酵し・・・』みたいなエロティックな映画はないですよ!と一言も発言してないので、ホントにオトコの良さが分からん奴に映画評価をしてほしくないんですな。
どっちか選ぶならオトコの良さしか分からない方のほうがマシです。映画観る原動力になるから。

ソクーロフのインタビューは夢をみるように美しいので、以上の馬鹿げた推薦に纏る文章は無視して頂いてお勧めとさせていただきます。