【四季】

『四季』はあざとい作品か?
私は全然そんな不快感はありません。

萌絵にも必要な過程だったし。
「私がお金を出しますから、研究だけしていて下さい」、私でもそういうな。そして一回は言わないといられないだろうな。

犀川も紅子も人格は幾つかありますが、歴然としているのは四季だけですね。
天才という器と、純粋な好奇心が原動力となる行動力はとても一人の人格と感情に収められるものではないというのが「春」の世界で森先生が書ききってくれたのが良かったです。

そして四季の理解者=何があっても彼女を好きであり受け入れる相手を得られたのが、四季のこの世(あの時代)での勝利であったとおもいます。少女マンガっぽい視点ですね。