『こんなオトコの子の落とし方、アナタ知らなかったでしょ』高山 真2003/06飛鳥新社

女性による男性攻略法かと思った。
中身は男性ゲイ編集者による女性のため(?)の「人生&笑い」エッセイ。『新宿二丁目のほがらかな人々』の方が3人で話しているので読み易い…いやそんなんじゃなくって!!

今回は日記をお読みいただいている男性に注意を促したくキーを打っております!
前提として「ノンケ」(異性愛者)ですか?

「上手い下手で言ったら、そりゃあアタシ上手いわよ。っていうかアンタ、セックスのときに気持ち良すぎて泣いちゃったりしたことあんの?ないでしょ」
「泣く?ある訳ない」って思ったら…ヤバいです。
個人的には「えっ、ないの?」ですが、まーそりゃ、泣いたことないなら仕方ないか…。ってそれだけ?そうそれだけ。

「『ダイヤルMを廻せ!』なんて認めた覚えはないけどね」の方法で泣かされてみるのもいいんじゃないかしら。だって人生一回しかないし。ショックは若いうちに受けた方がまだ良いでしょ?

他はまっとうなことなんです。


●単純なものにハマる人ってほぼ100パー(断定!)で狭量なんだもの。「優しい人でいたい」なんて言ってるその口で「このよさがわからないなんて信じられな−い」ってアキレる”矛盾”に気がつかないのはこのタイプよ。


●(一番私の瞳孔がひらいたモー娘。のコンサート体験談)まず、客席にはなぜかカブトムシのニオイが満ちています。多分その原因は、客の8割を占めるように見えてしまう程に濃いものを発する30代オタク(っていうか年齢不詳)。もう彼らの傍若無人ぶりはアタシの筆力ではちょっと表現しきれないわね。周りの人に腕がバンバンぶつかるのも構わずに、脂で固まった髪をも振り乱して『ラブマシーン』を舞台のメンバーと全く同じに躍る様子の凄まじさといったら!
メンバーが話し出したとたん、口々に「××〜!×××なめさせろお〜」とか「○○〜!パンツ売ってくれ〜!」と大絶叫……「アイドルは、性的弱者の欲望の受け皿」って頭ではわかってる(後略)