『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』鴻上尚史2000/11(2003/11)講談社

マナー教室には何回か参加しました。
自分のスピーチもビデオで撮られ、批評されました。(辛いものです…)
そういった「魅力の演出」ではない、簡単なヒント集。

●「心を開く」=落ち着くこと。
●「体を開く」=体から余計な緊張を抜いて、空間全体で感じること。

●哀しんでいて、その原因がすぐに変えられない時は、「どうしてこんなに哀しいのか」と客観的に見る。冷静な頭でないと原因は変えられないということもある。

●感情が豊かというのは、「感情が濃い」人ではない。嫌な事があっても直に切り替えられることである。

そして、その為に「声のヒント」があり、大きさと高さ、早さを変えるコツが載っています。そして声を相手に向けて出すようイメージする…。
また、自分の身体を楽器に例えてのレッスンもあり、昼休みにカフェでちょっと実践してしまいました。日常、声を出す時は顔全体に共鳴させるのが秘訣。

そして
●ハードな日常から”癒し”の世界へ行くのではなく、ハードな日常をちゃんと生きられる体を目指す。

このやり方で導引術とよく似た「セミスパイン」の寝方の紹介があり、自分の朝のポーズが出ていたのでちょっと驚きました…。

最後にはスタニスラフスキーの「三つの環」について。人前で話す機会の多い人には特に必要かと…御覧下さい。