『デッドエンドの思い出』よしもとばなな 2003/07 文藝春秋

『アムリタ』以降、久し振りのばなな小説。
後書きに「『なんでこんなつらいものを金を出してまで読んでいるのだ!』と思ったかも〜」とありましたが、全然つらい物語じゃないですよ。

今迄の作品のほうが辛いものがあった気がするけど、私の感性がすれた、といえばそれまで。
明るく、人間の力強さを描いてます。

どの主人公も、独りじゃないですもん。
前向きに、立ち直る意志が有るし、希望もある。
家族や周囲の支えがかえって独りにさせてあげるのを妨げる位。

「幽霊の家」は、sexで悩んでいる貴女に読んでほしい話。
こういうsexじゃなかったら、付き会わなくていいんじゃないの?って。

どこが辛いの?この本の…。袋小路ではない、この話の。
自分で、「この独りの場所にすっと居よう」と思わなければ、どこへだって行ける。

私は進んで独りになるタイプで、荒んでいる自分の思考に飽きたら、変化をしていく、倦むまでは韜晦なので、こんな前向きに変わろうなんて思っている主人公達の逞しさには感心。


昨日のアンケート答えたら早速、電子書籍端末(松下のΣブックとかソニーリブリエ)ニュース、出てきましたね。
e-Bookリーダー“(リブリエ)は”『EBR-1000EP』は紙の本のようにきれいな文字表示を実現し、薄型軽量の本体(厚さ約13mm・質量約1)で手軽に持ち運べる」そうです。対象OSはWindows 2000/XP推奨だそうでMacユーザは関係ありませんね〜、今のとこ。
「本当に携帯電話で読書できるのか?」というコラムがあり、ふんふん成程という感じ。(ただ、女性には読み辛いコラムかもしれないです)
でも本は殆ど借りるので関係無いんですねやはり。

ガンジー君が先に帰る時に「有難うございました」とリブロの青いビニールに入ったFSSを渡してくれるのをみて「どんな本を読むんですか?」と聞かれる……躊躇。「漫画です」としか言えない駄目な私。


ガンジー君、「仕事やめたいッス」を繰り返してましたが、皆のお弁当やラヴコールが効を奏したか、来月迄はなんとか在籍。それを聞いて「良かった!貴方が辞めてしまったら私…」とハグする勢いの心から感謝と安堵。
だってまだFSS7巻までしか貸してないからね!まだまだ地獄篇なんだよ!
今の連載が煉獄篇?天国篇はもはや小説やも。

豆乳ローション、嘘を書きました。凄い効能です!!レモンの光感化作用の為、朝は光が当たらない箇所に使用。消毒用エタノールも少なめがいい。一人で500ccも一週間で使いきらないし。でも薄くなります!凄い。

仕事をしているとシェルタリング・スカイのテーマが流れ、嫌な事があると「死ね!」「殺す!」と心の中で呟く自分が居ることに気付く。
朝礼でも『エア・ギア』小烏丸の掛声のよーに「ブッ殺!!」と叫びたくなる位。もしかして気合い入ってるのか?MINTIAワイルド&クールを口に2粒放り込んで気分転換を試みる。そう、それだけ…。

寒くてストレスがある日は固いものを食べたくなる。
(DEAN & DELUCAのクロワッサンは湿っている時があるものの総じて「小野クロワッサン」と呼べる代物《小野は『西洋骨董洋菓子店』の天才パティシエ》LES DEUX MAGOTSよりも最近好き…)苛ついている日はLES DEUX MAGOTSのバゲットを購入し、スーパーで雪印のカマンベールを購入し、アルミに包み、オーヴントースタで15分焼く。白い皮をつつくととろりとチーズが溢れてきて、簡単チーズフォンデュの出来上がり。雪印のが一番味が深みがあるので他のカマンベールでは物足りない。ヨーグルトも然り。(ビバ酸味!)プロセスチーズしか食べられない人には、大変な不評だったので今のところは私だけのメニュー。

新宿二丁目の人々』は快進撃を続けてますが、「メトロセクシャル」なるものが進出してるそーな(metro min No.17)。
メトロセクシャルとはメトロポリタンに住むヘテロセクシャル。1994年にマーク・シンプソン(英国作家)による造語。昨年、米国男性で「仕事をする上で肌や髪の手入れなど身だしなみを整えることは不可欠」と9割の男性が答えたらしく、消費欲、好奇心共に旺盛で殆どが高額所得者。女性をエスコートし、肉体を鍛えることに励み、仕事だって成果を残し、知的でユーモアたっぷりの会話も得意、嫌味を微塵も感じさせない、バランスは非常に良い人々らしい。私には耐えられない…。