『おしゃべりな映画館』1〜4淀川 長治&杉浦 孝昭1990〜1997 マドラ出版

あのおすぎ(杉浦孝昭)がねんね扱いされてます。師匠・淀川のエロティック全開です!
映画の奥深さ、魔性にとりつかれてしまう本です。
もうこの本読んだら一生エロ爺エロ婆です!
どんな時でも人間に美しさを見い出してしまうようになってしまします!
読んじゃ駄目です。読むなよ!

この対談は『広告批評』に載っていてお二人が新作お勧め映画を話し、先生が愛弟子をとっちめ、一緒に楽しそうに宣伝ポスター作成するんです。その幸せそうな様子といったら!

高校生だった私が、毎月食い入るように読み、お勧めの映画は某大物政治家のお嬢と映画館に観に行ったものでした…『コックと泥棒、その妻と愛人』とか。
田舎だったのでマイナもの上映はあまりなかったけど。精神の貴族たるお二人の情熱に浮かされて恣に映画を観ていた、そんな無茶で馬鹿なパワーが純化され増幅されてしまう本。

だから読まない方が「楽な」人生を過ごせます。
只でさえ1&2巻は扱い僅少なので、手に入れないように!

『神は沈黙せず』で「こんなに読むのに時間かかったっけ…老いたか?」と不安になりましたが、土日フルタイム出勤しながらも皆さんからお勧めいただいた『光の帝国』や『消失!』『Jの神話』読了しました。またUPしていきます。