『神は沈黙せず』 山本弘 2003/10 角川書店

長編1300枚です。
今週の夜は殆どこの本に捧げました。


厚さといい、(文体の)腰の据え方といい、現実のトンデモの諸々(UFO、怪奇現象、超能力)を踏まえた上で一つ一つ潰していく様といい…『ガダラの豚』SF編みたいです。さすが、ト学会長!
主人公が女性で、その友人はかなり辛辣な女性だけど、真実しか言わない人。良いですよね。敵を作り易いと尚更(PALMシリーズのフロイド・アダムスのよう…
「うそ八百並べて好かれるより、本音ぶちまけて嫌われるほうがまだしもさ。」)…好みです。そして物語の推進力にもなるし(笑)。
数学やITに詳しい人からは不満のお声もおありのようですが、私には充分愉しめました。特に後半は前半よりもスピードを上げて読めました。キャラも必要な人格を与えられているし、邪魔な人格がないのも読み易いです。
「神」の存在も居るとしたら、この本のようなもんじゃないかしら…って感じです。(私は自分しか信じてませんが)
乙一の帯がかかっていたのに驚き…。
渋谷警察向かいの山下書店にはちゃーんと平積みでした!いつも素晴らしいセレクションでございます。



私は夢を毎日観るのですが、よくあるのがRPGみたいなのです。寝ているのに自分が冒険したり戦闘するのってドキドキして疲れるんですよね。
昨夜はメキシコのような乾いた色の原っぱで、人間となんかの種族みたいなハーフの集落に(知らない)友人の女性と二人で、お邪魔して、宿をとったりバスみたいな乗物で移動したり色々交渉したりしてました。で醒めているのか「あ、仕事に行かなきゃ」と思って電源をoffにするように起きたんです。毎日脳内ネットゲーですね。


そして仕事中、西部劇な舞台だった理由が判明しました。『KILL BILL』のサントラの「怒りのガンマン」等を聴き過ぎたからだった…。
はー脳って凄い!大島弓子の漫画にあったように、私の中にも何万のスト−リイが眠っているんだろうなーと夢をみたり妄想したりするとおもいます。
そーそー、参考になるのは『海馬 脳は疲れない』(池谷裕二2002朝日出版社。面白い本ですよね!!当り前ですが、下手な小説よりも人間の体のほうがずーっと面白い。30代から思考力は上昇するとかね!脳…いつも有難う(笑)

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今日は胸に秘めていたFSSへの愛を記述させて頂きますわ!
まーたFSSって何ですか?って聞かないようにね。調べましょう。
まあ私も人の子、お勧めサイトは紹介致します。「STORY GUIDE of F.S.S.」の「2.F.S.S.とは?」を参照下さい。

私が発見したフローレスファティマになる方法:
1 銘入りの作品であること。
2 だらしなく苦労させてくれるマスターに嫁ぐこと。
3 マスターが星団史に残る強い騎士であること。
4 マスターにベタ惚れであらゆる行動や思考に寛容であること。でも人に迷惑をかける行為は止められること。

NF(ナイトフラグス)を読んでいて、ハイトのとこに「ある人物を守ることを生きがいとしている」とあるのに今更気付く。
バッハトマで誰かを守るっていったら、ミ−スじゃないの?他は騎士だろうし、巴を守ってもね…良い話にならないしね。
…とHPを巡回しているとおお!絵までついて解説してくれてあるとこが!居るもんだなー同志。

私が今、大切なキャラは、バルンガ>マグダル>アイシャ>ワスチャ…かなー。他の人は大切じゃないというより、自分で何とかしそうだし、設定上、生命に関ることが起きることは有り得ないって感じ。


(おおむねフィルモア以外で)ファティマってマスターと女が上手く行きそうなのを見てどうなんだろう。
特にバランシェファティマ。
最近の例でいえばティスホーンはランドとヘア−ドが上手く行きそうなのを心から嬉しそうに見てましたが…。それは本気で嬉しいのかしら。「私には子供が出来ないからランド様の血を遺す為にも、上手くいってほしい」と一応、解釈(自分に言い聞かせる)をした上で、感情を排除して受け入れているようにおもうんですが。思いたいんですが。
メガエラだって、今は奥さんどころか、メガエラしかいないだろうに、ボードの子孫が描かれた時点で、これから奥さんを娶ることが読めるんだしね…。

そしてジェラシイ・ガーネットアウクソーはよく「ミ−ス様がまぶしいみたいです」なんて言えたなあ。マイトでもあるミ−スの想いつめぶりを感じて「同志…!」ってレベルまで受容したのかしら。