『ダーリンは外国人2』 小栗左多里 2004/03 メディアファクトリー

このトニー氏と小栗さんのお二人、本当に良いです。
喧嘩したときの仲直り方法まで2には書いてあって、本当に可愛いのです。

そして漫画家である小栗さんに「どーして日本人は漫画なんて読むんだ?」と聞く異邦人の多いこと!その度トニー氏に訳してもらいつつ、討論に臨む小栗さん。(私だったら、見た目でトマトを食べられない人が「よくお前、こんな赤くて変なもん喰えるな」と文句いうようなものだと、無視する位でしょうが)勿論、喧嘩は嫌いなトニー氏は意訳して、ますます小栗さんの怒りを買うのです。

サイトでも「トニーがらみの仕事ばかり。トニーと出会う前から一人で仕事してるんだが…。」なんて書いてあり、この正直な所がトニー氏にも私にもアピールするのでしょう、きっと。そしてトニー氏「ダーリン」と呼んだことはないとも。(私もダーリンなんてラムちゃんからしか聞いたことないです)トニー氏からも、「ハニー」等と呼ばれたことはないとも。

喧嘩は嫌いでも穏やかに意見は伝え、やんわりとクレームも言い、分かってもらえると最後に「おだやか光線」で微笑むトニー氏。
この手段は『ダーリンは外国人』に載っていて、英語では相手を持ち上げつつ回りくどい要求をしますが、この上級クレーム力を持たない皆さんはマスターした方がいい生活をおくれるので、書店で読んでみましょう。でも読んだら欲しくなるんだな、これが。
随所のトニー氏の繊細な所も素敵ですしねー。(人によっては)繊細なのもいいもんだ。漫画ででは片鱗だけですが、根っから真面目なトニー氏のサイトです。

こういう夫婦をみていると自然体で出来る結婚ならいいもんだと思えますね。