『延長戦に入りました』奥田 英朗2002/07(2003/06)幻冬舎


ジュリーの映画『最悪』がこの上なく面白かったのできっと原作者<も>良いのだろうとおもい、エッセイを手に取る。ここで小説を読まないのが私。

始めの幾つかのエッセイが面白くなかったので、もう読むの止めようかと思ったら、『サッカーの精神と高校生の拡大解釈』…!!
こ、この秘策を中田にメールした方がいいんじゃないか?と逡巡する素晴らしい「手」。
ううむ。うううーむ。

そしてこの頁以降、呪縛が解けたかのように一気に面白くなって行く。
スポーツなんて無縁ですが、著者も似たようなもんなんで、気にせず読めます。
次は『イン・ザ・プール』かなあ。

そして今日、休日出勤ついでに会社近くの図書館にいったら届いてるよ十冊…。ハードカヴァが…。筋トレとして時々持ち上げながら運び、会社のロッカに並べる。2段組にしないと並ばない堂々たる風格に、また圧倒されつつ、1冊ずつ持ち帰りつつ読むことにする。このおかげで私は女性らしく可愛い小さい鞄を持つことが出来ないのである。読む前は只の荷物なのに、読んでいると毒突きつつも没頭し吸収し満足し感謝と同時に返却…。どーしてこんなこと毎日やるんだと突っ込み入れることも忘れるルーティンワークだが、取敢えず、グーテンベルグよ有難う!