『獄中記ー地獄篇』ジェフリー アーチャー2003/11アーティストハウスパブリッシャーズ

『ケインとアベル』の筆者が虚偽罪(GFと食事をしていたのを偽証)の為、ヘルマーシュ(地獄の沼)いやベルマーシュ刑務所にぶちこまれた、22日間の記録。

私と卿の認識が現実と違ったのが、無期刑囚は大人しいということ。
また、貴族階級の人間がムショの中でも敬意を払われていること。
…漫画の『刑務所の中』の袋張りや集団部屋の様子等とはエライ違いです。


ジェフリー卿(と実際、囚人に呼ばれる)が刑務所で数日過ごしたときに、すさまじい悲鳴が聞こえてくる。
「ナンスの奴をジャグったんだ。」「俺は3回ジャグの現場を見たことある」


※「ナンス」=ナンセンス・マーチャント
※「ジャグ」=煮立った湯の水指し(ジャグ)に砂糖を一袋溶かし、2人で相手を押さえ、顔に注ぐ。皮が溶け後、砂糖が溶ける。ふためと見られない顔になる。


日本にいると、ペドフィリアなんて割と絵柄的には受け入れ易いのですが、欧州では極刑に値するようですね。(最近は韓国の方が日本より盛んともいわれますが)その証拠に上記の話をジェフリー卿が聞いても「なんて非人道的な!」とは怒っていない。処罰は無体だと思っても、ナンスに対しての憐れみはない。
最近のアメリカでやってた調査だと「生殖能力のある全男性の5%はロリコンである」との記事(「社会派くんがゆく」)もあるそうです。


読めば読むほど、この本を書くために、この刑務所に作家として、貴族として、上院議員としてつかわされたのかも…とおもわずにいられない。

そして、作者としては非常にショックを受けているらしいのですが、全体的にほんわかしてるんですよ。気も狂わんばかりのショックと葛藤?ないない…。
家族に対して絶対の信頼があり、なんつーか…えーと…ぼんぼんみたいなんですよね。微笑ましいというか。


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来週で『ザ・ホワイトハウス2』終了なんですよ。

ということはレオ・マクギャリー首席補佐官(ジョン・スペンサー)ともC.J.(アリソン・ジャニー)大姉様ともお会い出来なくなってしまうんですよ!私はこれから土曜の夜に誰と会えばいいの?

もう私にとっては、アンソニー・ホプキンスジョン・スペンサーかという位、好きな俳優で『L.A.LAW/7人の弁護士』のトミー役からずーっと好きだったのですが、あと1回!?なんじゃそりゃー!でも多分続いてくれるんじゃないかなー、ねーNH○。第四シーズンまでお願いしますよ!新◎組より遥かに高い頻度で観てるんだからさ!

そしてアリソン・ジャニーは(『アメリカン・ビューティー』も『めぐりあう時間たち』も観てないのですが)この私でもこういう女性になりたい!という臆面もなく言えてしまう程の格好良さ!
きっとアイシャがAKDで働いているときはこんな感じですよ!元老院のガキ共に自分の知らないことを質問されてもの慌てず騒がず、さらりとかわすんだわー。身長6フィートあるとこも似てらっしゃるわ。嗚呼素敵…。

NT読みたかったので漫画喫茶に立ち寄ってみたんです。
渋谷で警察署側の「漫○茶房」「マンボ●」には置いていやがらなかったんですよ。言うに事欠いて「聞いたことも有りませんね」 だと!
「テメーらみてーなヌルイ奴等が店番やってるよーな店はこっちから願い下げでえ!」とは言いませんでしたが、渋谷ならハンズ前の「歌広場」に行けばキットあるかとキット…キット遠く〜とつい、あがた&ドラえもんのCMソングを歌ってしまう春の一日よ…。