『スペインの宇宙食』菊地成孔2003/10小学館

ちゃんと読破しました!
前出の『東京異端者日記』『男を抱くということ』等と比較すると女性と男性でベクトルが全く違うんだなと実感。サンプルが悪すぎますか?身近の男性陣は菊地さん指向の嗜好の人が多いので…。

一番共感し、読んで良かった!と強く思ったのはダイエットの話。167cmで体重が96〜42(入院時は36)kgの変動とのこと。この点で師匠!です。具沢山のスープのレシピもあり師匠は5日間で4.8kg減量してます。下記は疑問と個人的嗜好にヒットした点。

(実兄)菊地秀行の宝島本を読めば書いてあるのかもしれないが「放蕩息子の帰還」はこの弟にしかない原風景なのか?

水を使った窒息系(BH=ブレス・ホールディング系)のライトSMはウエット&メッシーとはまた違うんですよね?

ポール・ボキューズ自伝の引用文、私もツボです。

「味わい、感じとり、目を見開き、この食べ物の言語を解き明かし、その喜びを表現する言葉を見つける。皿をさらったり、木匙をしゃぶったり、指をなめたり、匂いをかいだり、音をたててすすったり。何をしても許された」


ピチカートVは田島ヴォ−カル時代が一番好きですが、その頃の私は確かに感じてました。「どうせ世間は酷いニュースばかりなんだ。外は地獄だし地球もいつかは滅ぶかも知れない。だから音楽がなっている間だけは最高にラヴリーでグルーヴィーに躍ろうよ」ピチカートVはゲイ・ミュージック成程。そうでしょうね、特に昨今。



ゴダール論では「ゴダールはギャグやってるつもりだけど、それが寒いから脱構築って言われてるだけだ」。(懐かしい)浅田彰の発言「ゴダールは永遠の半勃●状態」。


極めつけはワコールへの愛。私には引用する資格はございませぬ。でも本当に愛しているんだなあ、インナーを…。女性の方が実用にしてしまう分、こういったフェティシズムも少なさそうですね。


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昨日のTと和智(偽名)の公開処刑で、「和智だけ罰するということが余りにも体裁が悪いから、若いもん同士で謝らせておくか」という部長の気配りでTも道連れかと思ってましたが甘かった1!

同罪とまではいかないが、落度はあったのだ。


Tは女性に「今日、化粧濃いですねー!!」とデカイ声で言ってしまったらしいのだ。

私は聞いていなかったが、その女性が告発したらしい。そして話を聞いた人もプンスカ「セクハラよねー!」と(まあね)。
私はどちらかというと「もっと塗ったら?」の方ですが(会社以外で人に会うと、「いつもと髪型も化粧の色も服も違うから、違う人かと思った」と言われがちな私。)その話を今朝、休憩所で聞いたときには顔で「だから29年間彼女出来ないんですよね!(なんとTが自己紹介で必ず出すフレーズ)」なんて怒りながら肚では爆笑。T、いかれてんな〜天然だな〜。いいねいいね!
いやー休日出勤も良いもんですね〜。昨日から会社が楽しくなってきた私です。


でも昨日の部長の話を聞いたときには「ど、どーして私の願い以上のことが起きるの?」と、誰か私を守る為にデスノートみたいなの持ってるんじゃ…という位、青天の霹靂でした。思わず分厚く重たい『神は沈黙せず』を借りてしまった程の…。